Notes3~ヨミガタリストダイアリー

名古屋市在住の俳優/朗読者・ニシムラタツヤの演(や)ったり読んだりの覚え書き

試験管ベビー「罪なき子供のヒドイ毒」@芸文~劇場入り

2009年10月17日 | 舞台特に演劇
■仕事を途中で抜けて公演の現場に入る、ということはもうしばらくやっていなかったせいか、昼間に道具を抱えて地下鉄で愛知県芸術劇場小ホールに向かうのが、何だかひとりで遠足に向かうように浮き足立っていたことをここで告白しておく。でも自分にとってはこういう営みを積み重ねて来たのが、間違いなくある時点までの自分であったのだけど、とも思う。でもまあ、いいか。
■そういうわけで試験管ベビー「罪なき子供のヒドイ毒」の本番の周辺について記録として残しておこうと思う。ただ今1日目終了後、地下鉄で帰宅したところ。多少の時系列のズレはお許し願います。
■16日(金)。午後職場を出て自宅に戻り、スーツ一式を抱えて劇場へ。スーツで戻って、別のケースに入ったもう1組を、ジーンズとシャツに着替えて出るくせに、日はまだ高く輝いている。不思議。14時前に楽屋に入り、サウンドチェック→場当たりで21時まで。愛知県芸術劇場小ホールに出演者として入るのは、ある養成所の公演に出させて頂いた’99年9月以来なので、本当に10年ぶり。その時の情景を思い出しながら、同時に自分の当時の身体や音声がどんなんだったかな?とたぐりよせる作業をする。
■身体に入って来るものがある。誰かの「気」とでもいうのだろうか。それは過去にはなかったことだ。もちろん稽古場でも多少はあったけど、本番の会場の中で感じるそれは密度や速度が全然違う。その縮尺を合わせる必要があるんだな、と、何だか素人みたいなことを思う。あ、素人なのは昔も今も一緒か。
■迷ったら台本に戻る。また書き込みが増えて行く。全シーンを合わせても出演時間はキャスト全員の中で最短だが、だからこそそこを落としては自分の存在する意味が無くなってしまう。そういう課題を見つけることができるだけ、少しは柔軟になったのかもしれない。
■明日のエントリに続きます。写真?ああ、忘れてた!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿