もたれあう関係ではなく、育てあう関係を

■C.T.T.の話をもう少しだけ。合評会が始まる頃にはデジカメの電源も落ち、携帯で仕方なくおさえる。お客様も沢山残って下さり、有り難い限り。一方で、罵詈雑言の類いを走り書きして逃げ出す（自称）演劇人もいらっしゃったが、まあお好きなようにというところだ。誰もお前に演劇やってくれなんて頼んじゃいないさ、とかつて松尾スズキはインタビューに答えていた。何度もそのフレーズを反芻する。
■しっかり見つめなければならない。自分の生活も、演劇表現も。目をそらしてしまっては、見えるものも見えなくなってしまう。そんな状態で言葉を弄しても空しいだけだと思うのだ。耳の痛い言葉でも、何とかそれを養分にして。C.T.T.という場は、そういう何かと手間とヒマがかかる創作活動を、無理のないペースで進めることのできる場所、もたれあうのではなく、育てあう関係を作ることのできる場所だと思う。事務局員のひとりとして、多くの皆さんの参加を今後もお待ちしています。
■明日も雪だろうか？日赤病院の赤十字がにじんで見える。そんな中でも相も変わらず、Radio-iの「AFTER DARK」のラインナップは暖かい。