Notes3~ヨミガタリストダイアリー

名古屋市在住の俳優/朗読者・ニシムラタツヤの演(や)ったり読んだりの覚え書き

「教文演劇フェスティバル2012」に参戦いたします

2012年08月14日 | 舞台特に演劇
■「ひとり語り」の開催に向けての制作作業を進めているのと並行して、その話は浮かんだり消えたりしました。最初に耳に入ってきたのは春、ゴールデンウィークの頃だったでしょうか。もちろんその時には大きな話だなあとは思いつつも、本当にこちらに回ってくる話なのかどうか、皆目見当がつきませんでしたし、少しだけですが、既に固まりつつあった夏・秋の予定に積み重なるものとして調整が大変になるなあと疎ましく感じさえしたのも事実でした。今となっては、自分の不明を深く、深く恥じるばかりなのですが。
■稽古が始まり、そういう心の状態に気付いてからの2,3日、このウェブログを書き始めてからの、前身を含めた10年と少しの日々をずっと振り返る時間を持ちました。性格に言えば、振り返らなければこれ以上先へは進めないのではないか、という強い衝動が生まれていました。なぜなら、自分でも全く想像をしていなかった位に、舞台上でどう動くか、どう生きるか、役者として多少なりとも出来ていたはずのことが、まるでできなくなっていたからでした。いくらテキストを持たない、いわゆる「読み」主体の舞台が続き、ストレートプレイは約7年ぶりであると行っても、その落差は激しすぎました。
■最初は受け入れがたかった。しかしこういう状態が自分であったということは、つまり自分が「読み」をやって来た一方でおざなりしてきた、舞台に演じ手として立つ者として必要とされる「ベース」が少なからずあったということです。それを認めた上で、本番までのあと数回の稽古で何とか取り返さなければならない。いや、取り返すということを強く決意しました。
■といういうわけで申し遅れましたが、私こと、8月18日(土曜日)に名古屋を発ち、翌日、札幌市教育文化会館で開催される「教文演劇フェスティバル2012」に、「オイスターズ」の一員として出演することになりました。長久手市文化の家を会場にこれまで9回にわたって開催されてきた短編演劇コンクール「劇王」の優勝者として、北の大地に乗り込みます。かの地では、長久手にも来演された「イレブン☆ナイン」という強豪が控えています。書きながらめまいがしそうな状態ですが、良い結果を持って帰りたいと思います。そして今後の私自身にも、多くのものを学んできます。北海道の皆様、ふつつか者でありますが何卒宜しくお願い申し上げます。
■では、これから稽古です。出し切ります。はい。

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