山猿日誌

~春夏秋冬~クライミング・山スキー・登山の記録集。

転法輪谷

2010-07-20 | 
7月19日(海の日)晴れ

二日目は、A川夫人の所属する、福井山岳会70周年記念の式典に参加すべく、転法輪谷より大汝峰を目指す。
四時起床後、今日も長くなりそうなので、がっつりと朝食を摂って5:05分駐車場発。
水の勢いは強く気を付けながら、左右に徒渉を繰り返しながら進む。
大白水谷との二俣を過ぎると少し藪っぽくなってくる。
話ではこの谷は途中から水が無くなるのだと言うがそんな気配は最初は全くなかった。
しかし、1400m付近の滝が出てきたところで急に谷も水は消え涸谷になってしまった。
非常に不思議な谷だ。

 
やはり梅雨明け直後は流れが強いらしい。             1400m付近、急に水は無くなる。

滝の上に出ると谷は藪っぽくなり、更に水が無くなったことで暑い。こんな状態が続くのかと思うと少し嫌になってくる。
しばらく進むと小さな滝がでてきて、最初ショルダーで右岸を越えようとするが無理で、
残置のハーケンが見受けられる右岸よりロープを出して越える。
S村さんまだあまり慣れていないせいかかなり苦労をしていたようだが、頑張って何とかクリア。
その後雪渓が出てきて、天然のクーラーで癒される。
雪渓の融けた水を飲んでいると、A川夫人に、「そんな水飲むと腹こわすよ」と言われ、大丈夫と言いつつ、心配になってくる。
雪渓は1700m付近迄は途切れ途切れだったが、そこからはずっと稜線までずっと綺麗に繋がっていた、
この分なら標高差700mのスキーは楽しめるだろう。
雪渓を歩いている途中で一か所左岸に小さな滝があり、そこで水浴びをして体力を回復させることができた。

 
この先の滝右岸より越えた。                           今年は残雪が多いようだ。 

先に稜線に出たので、三人を待っている間のんびり日向ぼっこと思っていたら、いつの間にかしばらく寝ていた。やばいやばい。
今回は頂上へは向かわずトラバース後雪渓を降りて登山道へと出る。休憩してると福井山岳会の方々がぞろぞろと降りてきた。
しばし雑談後、僕たちも大白水目指し下山する。
式典には間に合わなかったので残念だったが、個人的には楽しい山行となった。


途中で見つけた何かの卵。綺麗な色をした卵だ。




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