山猿日誌

~春夏秋冬~クライミング・山スキー・登山の記録集。

明神岳主稜+α

2016-09-26 | 登山

ウマノセ

9月24~25日
明神岳(2931m)
メンバー:まつだ、shibata
ルート:上高地~明神岳南西尾根~明神岳~前穂高岳~奥穂高岳~天狗のコル~岳沢~上高地

 ベルグラメンバーのまつださんと久しぶりの山行。
どこへ行こうかといくつかの案を出したが、まだまだロープワークやクライミングに不慣れなまつださんに合わせて、今回はバリエーション入門明神岳主稜へ。
主稜を登るだけではつまらないので、前穂~奥穂縦走しジャンダルム越えて天狗のコルから岳沢へ下山というルートにした。
思っていたより余裕があったので、西穂まで伸ばしても良かったかな~と途中思ってしまった。(まつださんはどうかわからないが)

24日(晴れのち曇り)
 
 上高地行き2便目増発便(6:00)に乗り込む。
上高地は、相変わらず登山者で賑わっている。岳沢へ続く登山道途中の7番看板から南西尾根へ取りつく。
尾根は容赦ない急登が続き、まつださん大汗かいてしんどそうなのでテントを一式私が持つことに。
今回、ルート上水場がどこにも無いため、水を担ぎ上げなければならなかった。私が4L、まつださん5Lを担ぎ上げる。クライミング用具一式担ぎ上げるより楽ちんだ。


所々ロープ設置してある急登。

   
   南西尾根簡単な岩登り。

 5峰手前大地は広々として良いテン場が何か所もある。5峰に着くと近くにヘリコプターが見える。どうも救助か何かしているようだ。
このころには天気は曇りになり、雨が今にも降りそうになる。
南西尾根も主稜に入ってからも踏み跡はしっかりついていて、一般道ではないかと錯覚するほどだ。特に難しい所も無く2峰の懸垂地点にやってきた。支点は何か所かありしっかりしている。2回に分けて懸垂。まつださんの懸垂もだんだんさまになってきたかな。

  
  5峰から梓川の流れが素晴らしい


2峰からの懸垂。

明神岳主峰は、これかな~と話しながら進んでいたらやはりそこだったようで、看板も何もないと少し寂しいものだ。奥明神のコルへは懸垂支点もあるがクライムダウンで下る。そして、前穂高岳到着。時間も15時を回ったのでちょうどよいテン場を見つけて今夜は行動修了。

1日目の水消費量shibata600ml、まつだ1500ml。私の3倍!!
特に我慢していたわけではないのだが、私が飲んでいないのか?まつださんが飲みすぎなのか?

上高地6:30~5峰10:30~前穂高岳14:45



吊尾根を境に涸沢側に雲が発生している。

25日(曇りのち晴れ)

 3時起床。5時奥穂向けて出発。
夜中に降った雨と濃い霧で登山道は濡れている。
私は、フリース着てカッパも着て寒い寒いを連発しているのに対し、まつださんカッパ着て行動30秒後に暑い暑い連発。どうも耐寒温度が5度は違うようだ。
奥穂に着くとたくさんの登山者でにぎわっている。休憩もそこそこに天狗のコル向けて出発。初めて通るルートで濡れているため若干緊張気味のまつださんではあるが、それほど問題なくウマノ背もジャンダルムも越え2時間で天狗のコル到着。
あとはガレガレの沢下って岳沢へ下る。
岳沢へ着くとうだるような暑さ、あの稜線での冷たい風が恋しい。






やっぱジャンダルムかっけ~。


遠く富士山。たぶん。


ガレガレの天狗沢の下りは気を使います。


昨日歩いていた稜線を眺める。

今回のルート水を担ぎ上げなければならないのでしんどいかと思っていたが、曇りがちの天気で涼しく水も思っていたほど消費せず、そのおかげで体力的にも余裕ができた。これが暑い真夏だったらこういうわけにはいかなかっただろう。
ちょうど良いトレーニング山行といった感じで楽しめた。まつださんも良い経験になったことと思う。
今度は、もう少しロープワークを必要とするところへ一緒に行きたいものだ。


 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私は正常 (まつだ)
2016-09-28 19:31:11
お疲れ様でした。
衣食住を全て背負ってあんな急斜面を登り続けて汗をかかないなんて異常です(笑)でも羨ましい・・・
数年前にビビって敗退した明神岳にリベンジ出来たのと、今回も色々勉強できて嬉しいです。これで来週の縦走も安心して臨めそうです。
ロープワークしっかり勉強しておきます!
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お疲れ様でした。 (shibata)
2016-09-29 08:36:56
>まつださん
 明神岳リベンジできてなによりです。次回は水担がなくても良い雪のある時期に行きましょう。
 来週の縦走は楽勝だと思いますが、天気が心配ですね。台風男Sさんがいますから(笑)
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Unknown (s)
2016-10-02 18:48:07
あ、知らぬ間に。。。

中々ご一緒出来る機会がないのが残念です。
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知らぬ間に登山 (shibata)
2016-10-04 08:02:44
>Sさん
 お忍び登山です(笑)。

なかなか一緒に行ける機会ありませんが、一緒に行ける時はがっつり登山にしましょう。
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