山猿日誌

~春夏秋冬~クライミング・山スキー・登山の記録集。

明神岳東稜2018GW

2018-05-03 | 登山


4月29~30日
明神岳(2931m)
メンバー:Fさん・Kくん・shibata
ルート:上高地~ひょうたん池~東稜~明神岳~4・5峰コル~前明神沢~上高地


29日(快晴)

FさんとK君がGW山行を計画していたところ私も混ぜてもらい、場所も私が久しぶりに行きたいと思っていた明神岳東稜にしたもらった。東稜は10年以上前にK君と3月に登り頂上付近で半雪洞でビバークして、ふらふらになりながら涸沢岳西尾根を下った思い出がある。それ以来となるが今回は時期も遅く余裕をかましていたが2カ月間山どころか運動もまともにしていなかった私にとってはそうでもなかった。 

 アカンダナ駐車場より上高地行き2便目のバスに乗り6時に上高地着。そこから明神館まで寒いので早歩き。


明神橋より明神岳

明神橋を渡り、下宮川谷からひょうたん池へ登り詰める予定が5峰方面へ登り詰めてしまうというルートミス。尾根のコルから隣の谷へ懸垂下降。
ここでアイゼンが2回立て続けに外れる。不思議に思っていたら、靴底がコバの部分からパックリ剥がれているではないですか!!私が着けているワンタッチアイゼンでもこの先無理ということでK君のバンド式アイゼンと交換してもらい先へ進むことにした。


下宮川谷は途中からアイゼン歩行

しばらく山へ行っていない間にほぼ貯筋を使い果たしてしまったようで2人についていくのがやっとこさ、ひょうたん池につく頃には大汗をかいていた。
東稜を見上げると先行パーティーが取りついてる。
最初に草付きでロープを伸ばしその後もロープを引きずりながら登り、途中で先行パーティーを追い抜く。
バッドレス手前で再びアイゼンが外れる、核心部分でなくて良かった。
バッドレスはトップで登りたかったが、アイゼンが外れるかもしれないのでK君にトップで登ってもらう。久しぶりの壁でも落ち着いて登っていくさすがです。バッドレスを越えると雪壁を少し登り詰めて明神岳頂上着14:30。


東稜からの眺めも最高。


バッドレスへ


この壁ワクワクしてきます。


頂上にて記念撮影

休憩後、幕営地を探しながら5峰方面へ。
すぐの主峰と2峰のコルにも張れそうだが、すでに日影になっている上ロケーションが良くないと却下、先へ進む。
4峰付近でちょっと狭いがロケーションが良い場所を見つけ本日の幕営地とする。
ここでK君の靴にもトラブル。両足の靴底が剥がれている!!まー明日は下山するだけだから大丈夫だろう。



風も穏やかで暖かな陽射しに照らされながら、テントの外でK君が持ってきてくれたワイン飲みながらまったり。
その後も鍋つつきながら、馬鹿話。夜の月明りと夜景がとても綺麗だった。
20:30就寝。と思いきやここでもう一つトラブル。私のシュラフのファスナーが閉まらなくなってしまった。仕方ないので掛け布団のようにして寝るが寒い。ぐっすり眠る2人がうらやましい~。

30日(晴れ)




早くもバッドレスに取りつこうとしている昨日の4にパーティーが見えます。

本日は、下山だけということもあり、のんびり7時に下山開始。
4峰と5峰とのコルから前明神沢を下降。急斜面ではあるが問題ない、途中滝も出てきたが懸垂する必要もなく灌木を伝って降りることが出来た。



一般道に合流したらアイゼン外して一気に下り
上高地バスターミナルには10時前に到着。ペプシにて乾杯!!




 今回は、FさんとK君との久しぶりの3人での山行。最後にこの3人で山行したのは13年ほど前、私とK君は20代、Fさんは30代と若く血気盛んな頃だった。それからそれぞれに30代、40代、50代となり再び集いこうやって山へ登り、助け合い感動を共にし、そして十数年前と何も変わらず馬鹿話しながら飯を食い笑い合う。とても思い出に残る楽しい山行となった。
これから先何年たってもこんな山行ができることを願うばかりだ。
それにはちゃんと体力維持のトレーニングするぞ!!





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2 コメント

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靴を買いましょう (まつだ)
2018-05-03 18:34:14
お疲れ様でした
笑えないトラブルもあったみたいですが、ちょうど良いハンデだったのでは(笑)
また色々教えて下さいませ。
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靴買います ( shibata)
2018-05-04 09:39:59
>まつださん
靴修理のため見せに行ったら、劣化がひどいので修理してもダメかもと言われてしまいました。
来シーズンまでに靴買わないと。スキーブーツも買わないといけないのに。
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