山猿日誌

~春夏秋冬~クライミング・山スキー・登山の記録集。

霞沢岳西尾根~花より雪?~

2014-04-07 | 登山


4月6日(曇りのち風雪)
霞沢岳(2645m)
メンバー:Sさん(Wクラブ)・Kさん(Wクラブ)・柴田

 街では桜満開、桜吹雪舞い散るこの時季、わざわざ季節が逆戻りしたような山へ、もの好き3人本当の吹雪を味わってきました。
メンバーは同じ連盟仲間のSさん・Kさん。Kさんとはお初で2年ぶりに登山を再開したばかりだが、海外登山経験者。

 二人を釜トンネル前に降ろして、一人坂巻温泉へ車を駐車しに向かう。
温泉から釜トンネルまでは徒歩20分ほどのアルバイト。
ここから上高地方面へ向かういくつかのパーティー、山スキーへ向かう者、アイスクライミングへ向かう者、僕たちのように尾根登りへ向かう者、いろいろな方々がいます。
 
 長いトンネルを抜けて除雪された道路を少し歩くとすぐに霞沢岳西尾根取りつきだ。僕たちはできるだけ雪のつながっているラインを選んで、国土交通省事務所裏手の幅広ルンゼから尾根へ上がった。雪が締まっているので、尾根に上がってすぐにアイゼン装着。


西尾根へ取りつく

尾根は所々急斜面となり、雪壁状の所やガチガチに凍ってアイゼンが刺さらない所などもあってスリップ注意!!
核心と思われるところは標高2500m付近の雪稜とちょっとした岩峰だろう。初心者が居る場合は、ちょっとロープが必要かもしれない。
予報では、午後から天気が崩れるとのことだったので、一人かっ飛ばしてきてしまい、霞沢岳頂上に一人先に着いてしまった。ちょうどこの頃から天気が崩れ風雪になってきたため頂上で二人を待つのは止め下山する。二人とすれ違ったあとも風雪は更に強くなりだす。あとから聞いたら頂上付近はホワイトアウト状態になっていたらしい。
二人の実力なら問題ないだろうと、早々と下山して坂巻温泉へ車回収へ向かい、釜トンネル前で二人が下山してくるのを寝ながら待つこと数十分。
無事に二人とも下山してきた。
僕としてはちょうど良いトレーニング山行になったが、登山を久しぶりに再会したKさんにはちょっとしんどかったようだ。これに懲りずにまたご一緒していただければいいのだが。


H2500m付近をゆくSさん。

釜トンネル6:45~西尾根取りつき7:20~霞沢岳頂上11:00~取りつき13:00
今回は、雪が締まりラッセルらしいラッセルはなく短時間で頂上を踏めたが、雪が多い時期は、もっと時間がかかるだろう。



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