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まんけん「あ」のブログ

創作少女マンガ系の同人サークルまんけん「あ」のブログです。
オリジナルの同人誌アディティアを発行しています。

映画「不都合な真実」

2007-02-13 02:22:03 | 映画館
<候>
 紹介したい映画は沢山あっても、いつも忙しさに紛れて書き込みそこなっているうちに公開が終わってしまうのです。
 でも、この映画だけは何をおいても紹介せねばなりません。

 元アメリカ副大統領アル・ゴアが、地球温暖化の実情をわかりやすく教えてくれます。この映画を観たら、「このままではいけない!」という危機感を抱かずには居られなくなるでしょう。
 だから、一人でも多くの方に観て頂きたいのです。

 私の場合、以前からマイ・バッグを持ち歩くべきだと思いながらも実行できずにいました。でも、この映画を観た後、即、100均で手頃な袋を購入して活用しています。小さな努力だけど、やらないよりは、やったほうが絶対にいいから。
 そういえば、政治家の先生方を集めた試写会が実施されたはずだけど、その後、ハイブリッド車に買い換えてくれた先生はいらっしゃるのでしょうか…。

「不都合な真実」。それは、会社や個人の利益を至上と考える人たちにとって「不都合」な「真実」という意味です。2000年のアメリカ大統領選で、一旦は勝利したと思われたアル・ゴア。この映画を観ると、彼が負けた訳がわかります。彼が大統領になったら、利益至上主義者たちには大打撃です。どんな手を使ってでも、アル・ゴアが大統領になるのを阻止しただろうな、と勘ぐりたくもなります。「アル・ゴアが大統領になっていてくれたら…」と思わずにはいられませんが、過去は変えようがないので、彼の活動とこの映画の製作に感謝しながら地道な努力を続けようと思います。私の中の「都合」に負けないように。

 映画を観に行く時間が取れない人も、せめて映画のホームページを覗いてみて下さい。知っておくべきことが沢山書かれています。
 まずは知ること。それだけでも全然、違います。
 無駄には絶対になりませんから。


 最後に、コンビニでマイ・バッグを使用する際のアドバイスを二つ。
まず、スピーディーな動きが要求されます。客が財布からお金を出している間に店員がレジ袋に品物を入れる、という自然な流れがなくなるので、店員が手持ち無沙汰になってしまうのです。マイ・バッグに品物を入れている最中にも「早くしろよ」という店員の視線を感じるかもしれませんが、焦ることなく、なるべく素早く行動しましょう。大丈夫。慣れればスピードは上がります。
 それから「レジ袋は入りません」と伝えて「はい」という返事が来ても、油断してはなりません。「はい」と返事しながらも手はレジ袋に伸び、品物を入れてしまいそうになる店員が時々いるのです。習慣とは恐ろしいものです。お金を用意しながら、相手の動きにも注意を払いましょう。
 健闘を祈る!

映画「サイレントヒル」の感想

2006-07-26 14:14:59 | 映画館
<恵庭空知>
今年の夏の話題のホラー「サイレントヒル」を2回見てきました。
普段はあまり見ないんです、特にこれは日本のゲームが原作なのでどれほど怖いかは噂に聞いていましたから。しかしショーン・ビーンが出ているとなるとそんなことも言っていられないのが豆ファン。一度目は同好の士7名で映画館の席を一列占領して見てきましたよ。映画を見る楽しさの一つに、見終わった後好きなだけ感想を言い合える友達と見るというのが欠かせませんね。盛りあがりました。

映画は思ったほどは怖くありませんでした。監督がビジュアル重視の人なので音で怖がらせたりというびっくり効果よりも絵の完成度を重視したためですね。かなりグロいシーンもないではないですが、物語に入りこんでしまえばそれさえも美しかったり。「ジェヴォーダンの獣」というフランス映画を撮った監督ですから。あの映画もビジュアルが素晴らしかった…ストーリーは「 お い !! 」って感じでしたが。

さて、この映画はフランス人監督クリストファー・ガンズ氏がゲーム「サイレントヒル」に入れ込んで頼まれもしないのに自分で脚本を書き、映画会社に売りこんだというそもそもオタク魂炸裂な映画でした。監督はゲームシリーズの2を撮りたかったようですが「いきなり2というのもどうだ」と言われ1を題材にしましたが、主人公を「娘を探す父親」から「母親」へ変更したため、探す母、消えた娘、協力する婦警、謎の女性、宗教指導者女史と出てくる人物全部女性。これじゃいかんだろ、と再び映画会社首脳に言われて急遽登場したのが監督と同じ名前の父親クリストファー。後づけで追加された人物なので、物語の本質には触れず外界の安全なところでうろうろと手がかりを探しています。その彼を妨害するでもなく生暖かく見守るベテラン刑事。怖くない、とはいえやっぱりいや~んなシーンは多いので、しんみりしたBGMと共にパパが登場するとほっと一息です。

エンディングのタイトルバックと曲がかっこいいです。サントラがほしいけどどうもゲームの曲をそのまま使っているとかで、映画のサントラはまだ出ていないようです。海賊映画が公開されて、シネコンでも上映回数がぐっと減ったと言われる「サイレントヒル」しかしいろいろと見所満載。特に子役のジョデルちゃんがすごいです。今回は一人3役こなしています。テリー・ギリアム最新作「ローズインタイドランド」の主役も務めていますが、9歳10歳のうちにこんな濃い作品に集中して出るのもどうかと。

まんけんあの会報「カウントイン」にちょこっと「サイレントヒル」絵も描きました。会員の方はお手元に届きましたらご覧下さいませ。

映画「Vフォー・ヴェンデッタ」

2006-04-23 20:16:10 | 映画館
<候>
面白い映画です。
テーマ性もありますが、娯楽作としてもとても面白い。
独裁国家となってしまった近未来の架空の英国で、反逆の狼煙を上げる謎の男、V。
このVのキャラがとても良いのです。
見た目はユニーク。ガイ・フォークスの仮面を被ってカツラもつけているので、頭部が大きくて全体的なバランス悪し(笑)。
でも、態度は紳士的で、動きも優雅。
最大の特徴は、一人遊びがとても上手(笑)だということ。一見、人生を楽しんでるなぁという雰囲気ですが、その裏には彼の深い孤独が潜んでいるのです。
「マトリックス」シリーズでエージェント・スミスを演じたヒューゴ・ウィービングが、一度も顔を見せずにVを演じています。彼じゃなかったら、これほど魅力あるキャラにはならなかったのでは、と思います。
そして、何より魅力的なのが、Vの隠れ家、シャドー・ギャラリー。禁制品取締局から彼が強奪してきた、当局が退廃的と見なした品々で溢れかえっています。壁を覆いつくす名画やポスターの中には、ウォーターハウスの「シャーロットの乙女」も。ああ、私もあの隠れ家に住みたい!