<候>
面白い映画です。
テーマ性もありますが、娯楽作としてもとても面白い。
独裁国家となってしまった近未来の架空の英国で、反逆の狼煙を上げる謎の男、V。
このVのキャラがとても良いのです。
見た目はユニーク。ガイ・フォークスの仮面を被ってカツラもつけているので、頭部が大きくて全体的なバランス悪し(笑)。
でも、態度は紳士的で、動きも優雅。
最大の特徴は、一人遊びがとても上手(笑)だということ。一見、人生を楽しんでるなぁという雰囲気ですが、その裏には彼の深い孤独が潜んでいるのです。
「マトリックス」シリーズでエージェント・スミスを演じたヒューゴ・ウィービングが、一度も顔を見せずにVを演じています。彼じゃなかったら、これほど魅力あるキャラにはならなかったのでは、と思います。
そして、何より魅力的なのが、Vの隠れ家、シャドー・ギャラリー。禁制品取締局から彼が強奪してきた、当局が退廃的と見なした品々で溢れかえっています。壁を覆いつくす名画やポスターの中には、ウォーターハウスの「シャーロットの乙女」も。ああ、私もあの隠れ家に住みたい!
面白い映画です。
テーマ性もありますが、娯楽作としてもとても面白い。
独裁国家となってしまった近未来の架空の英国で、反逆の狼煙を上げる謎の男、V。
このVのキャラがとても良いのです。
見た目はユニーク。ガイ・フォークスの仮面を被ってカツラもつけているので、頭部が大きくて全体的なバランス悪し(笑)。
でも、態度は紳士的で、動きも優雅。
最大の特徴は、一人遊びがとても上手(笑)だということ。一見、人生を楽しんでるなぁという雰囲気ですが、その裏には彼の深い孤独が潜んでいるのです。
「マトリックス」シリーズでエージェント・スミスを演じたヒューゴ・ウィービングが、一度も顔を見せずにVを演じています。彼じゃなかったら、これほど魅力あるキャラにはならなかったのでは、と思います。
そして、何より魅力的なのが、Vの隠れ家、シャドー・ギャラリー。禁制品取締局から彼が強奪してきた、当局が退廃的と見なした品々で溢れかえっています。壁を覆いつくす名画やポスターの中には、ウォーターハウスの「シャーロットの乙女」も。ああ、私もあの隠れ家に住みたい!