大和田伸也が飛電インテリジェンスのドラマプロジェクトから降板すると言い出した。俳優型ヒューマギア・エンジの芝居に厚みが感じられないと言う大和田を、或人は必死で説得する。一方、滅亡迅雷.netは暗殺ヒューマギアを復活させると、暗殺の標的を「大和田伸也」と命令する。
9話の感想で
「A.I.M.S.も滅亡迅雷も、裏で手を引いてるのはXなんじゃねーの?って」
「さらに、そのXが飛電インテリジェンスの技術顧問だったりとかするんですよ(笑)」
とか「盛り過ぎだろw」って思いながら書いてたんですけど
あながち、ねー話じゃねーぞ?って感じになってきましたね!11話。
「ZAIAは、AIはもちろん
宇宙開発などのテクノロジー事業を全般的に扱うトータルカンパニーだ」
「うちより大きな世界的大企業ですよね」
以前、うちの会社とヒューマギア運用プロジェクトを共同開発していたっていう。
っていうか、なんであなたが」
「私はZAIAの人間だ。いまはA.I.M.S.へ出向し、技術顧問を担当している」
ZAIAは謎の地下組織とかじゃなく、世界的に有名な大企業だったし、
唯阿はZAIAの人間でした。
だったらさー、前回の唯阿と不破の裏切った/裏切られたっぽいヤツ
余計に意味わかんなくね?っていうか、余計に意味深ですね。
不破はZAIAの(っていうか天津の)目的を、
ある程度、把握してるってことなんでしょうね。なぜ。
「次の標的はこいつだ」
と、大和田伸也の暗殺を命じる滅。
「ホントに現れたか」
「ひとつ、質問です。
ゼツメライズキーが使われると、なぜおわかりだったんでしょう」
天津垓のシナリオどおりに現れた滅亡迅雷.netを見て、疑いを持つ唯阿。
同様に、或人に対しても大和田伸也暗殺をにおわす発言をしてて
黒幕やってるのは確実なんですが、
だとすると、なんで唯阿を使ってゼツメライズキー集めてるのかな?って謎が出てきたり。
黒幕と言っても、滅亡迅雷.netをコントロールしてるわけじゃなく
「利用したのち使い捨てる」と考えてる関係かな。
「ZAIAと飛電インテリジェンスがヒューマギア運用プロジェクトを共同開発」
っていうのが明示されたことで、7話の、
「唯阿の渡したフリージングベアのプログライズキーをゼロワンが問題なく使えた問題」
も解決、ですかね。いや、ヒューマギアとゼロワンはシステムが厳密には同じじゃないと思うので
「ヒューマギアを共同開発してた」っていうだけじゃ弱いような。
ん~、だからやっぱり飛電の技術開発部とつながってるんでしょうね!知らんけど。
「俳優の大和田伸也さんを狙撃したのは
飛電インテリジェンス製の人工知能搭載人型ロボ、ヒューマギアでした。
以前公表された映像と同様に、人型のまま凶行に至りました」
滅と迅はともかく、暗殺ちゃんは滅が作ったので
飛電インテリジェンス製ではないんですが、
この報道は、何をもって「飛電の製品」と断言してるんだろうか。耳のアレ?
まぁ、言わせてるのはZAIAだろうし、
飛電が否定したところで、受け入れられないんだろうけども。
そういや、前回謎に思った
「どうして暗殺ちゃんは師匠のアドリブに対応できたのか」もわかりました。
「確かに、ヒューマギアは機械です。
ただ、接する人によって変わっていきます」
「どういうことだ」
「心をこめてむきあえば、ヒューマギアはそれに応えてくれます。
ですが、いい加減に扱うといい関係は作れません」
つまるところ、松田エンジに対しては「ヒューマギアだからダメだ」と接し
暗殺ちゃんに対しては「見所のある若者だ」と接した、その違い。
なんかなー、やっぱりそういうことなんですよね。何にしても。
悪因悪果っていうか。悪いことがあったときには
自分がその原因となってる可能性があるんじゃないかな?と
疑ってみることも、大事なんじゃないかなーと思ったり。
しかし、やっぱり「俳優ヒューマギア」は作戦ミスだったんじゃない?
可能/不可能の問題じゃなくて、ですよ。
例えば、いまやってる「PSYCHO-PASS サイコパス 3」というアニメには
言葉の選び方、声の抑揚、間の空け方などカンペキに計算された話術を使って
聴衆を洗脳のような状態にするAIが登場してたし、
大和田さんの言う「人間としての厚み」さえ数値化できれば、
カンペキな俳優ヒューマギアは実現可能だったかと。
じゃあ何が「作戦ミス」なのかと言うと
需要ないでしょ。ぶっちゃけ。
それよりも、私思ったんですけど、
例えば刀剣乱舞の三日月宗近を完全再現したヒューマギアだったらアリだと思うんです。
もう、めっちゃアリだと思うんですよ!!!
想像してごらんよ。
完全に再現された刀剣男子たちが舞台に立ったり、
なんてことない日常を送る様子をテレビで流したりするんですよ。
絶対見るでしょ!!(※一部の腐女子に同意を求める顔で
というわけで、今回は「三日月宗近を再現するヒューマギア」です。
ぶっちゃけ微妙だな!私の画力が!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/8b/670153c35f4c7591395b4199b861117d.png)
ひとつのキャラだけを忠実に再現し、常にそれを演じ続ける。なりきる。
これだったら、ヒューマギア以外にはできないし、
いろんな役を演じる「俳優」より、インプットも少なくて済むし。
問題なのは「それが人の役に立つ」っていう飛電の理念に添うか?っつー話で
まぁぶっちゃけ添わないよね? 他にもっと有意義な使い方すべきだよね?
って話ではありますが、
それを言ったら俳優ヒューマギア自体が不要っぽいからなー。
その他。
マギア化した松田エンジ。
えーっと、あの、シンギュラリティ起こしました?
その辺りの設定が、ややグダグダっとしてきた感はあるよね。
あと、松田エンジはハリウッドで何をラーニングしてきたのか(苦笑。
今回のマギア。アルシノマギア。
元ネタ:アルシノイテリウム
見るからにサイなんだけど、サイとは全く関係なくて
「収斂進化」の結果的相似と推測されてるそうです。
最適化された結果の造形ってことは、サイすげぇな!
あと、カンペキに余談ですが、個人的に謎に感じてた
「悪役はどうして何もないだたっ広い部屋に一人で座ってるんですか問題」
も解決しました。部屋にホログラムを着せるためだったんですね!
いや、ホロ着せるんだったら部屋狭い方が良い気もするけど。
しかし、ホログラムだとすると、部屋中央に出てきたソファが納得いかん。
実際に座れる物体を用意しておかないと、空気椅子になっちゃうぜ。
まさかの大和田伸也本人出演に全部持っていかれちゃうのかと思っていたら、
真面目なボケ役ではなく普通の役だったのでちょっと拍子抜けしてしまいました。
当初刃はエイムズの上司と話していると思っていましたが、どうやら勘違いでした。
まぁ天津と滅亡迅雷の繋がりや12年前の事件の真相を予想してもどうせ外れるので恥ずかしくて言えません。
でも40話過ぎた頃にほらやっぱりそうだったって言いそうですけど…。
今回一番腑に落ちないのが、大和田の伸也が一命を取りとめちゃった事です。
だって仮にも暗殺をメインにしてるヒューマギアがあの至近距離で邪魔者もいないのに仕損じるとか不自然です。
あ、もしかして師匠を殺すことに躊躇してしまったという自我の芽生え的な伏線が張られている可能性が無きにしも非ずで次週に続く感じなのでしょうか。
まぁ私の予想は大体外れますがね。
ちなみに余計な事ですが、部屋の中央のソファはおそらく直前で床が開いてるので本物だと思われます。
空気椅子の刑では無さそうです、はい。
ついでですがロボットの自我に関して、アトム ザ・ビギニングって漫画がありまして面白かったです。
予想が外れちゃうのは、もうどうしようもないですね~。
そもそも「本格ミステリ」とかじゃないし、後だし情報もバンバン出てきますから
考えて当たるものじゃないですし、
むしろ予想を裏切られる面白さ、みたいなのを期待してます。
確かに暗殺ちゃんの暗殺ミスは不思議ですね。
「暗殺の師匠」と考えていたので、むしろ暗殺に成功することが師匠孝行だと考えてそうですし、
感情のせいで手元が狂った、とは思わないんですけれど。
言っても子供向け番組なので、
殺してしまうのはNGっていう、制作上の都合かな~と思います。
昨今の仮面ライダーは人が死ぬシーンを避ける傾向にありますし。
「アトム ザ・ビギニング」ググってみたらイメージと違いました。
昔ながらもアトムかなと思ってました(笑)
機会があったら見てみたいと思います。ありがとうございます。