互いの正体を知った雅人と勇治。ラッキークローバーの一員を目指すオルフェノクに襲われた勇治の危機を救った雅人は、ラッキークローバーに関する情報を聞き出す。そしてバー・クローバーに現れた雅人は、ラッキークローバーの一員になりたいと社長の村上に申し出た。
「俺は、必ず真理を手に入れてみせる。
真理は・・・真理はな! 俺の母親になってくれるかもしれない女なんだ。
俺を救ってくれるかもしれない女なんだ!」
草加のもっとも有名な名台詞ですよ。
正直な、ネットで何度も見かけていて「きもい、うわぁきもいね!」とか思ってたんだけど、
実際に見せられたら、うかつにも泣きそうになったよ。
というわけで今回の草加。
いや何かよくわかんないんだけど、こいつ単なる憎たらしいヤツじゃなくて
ひとりでずーっと戦い続けてきて、ずーっと孤独で、
母親を失った日の、あの少年のままなんだなって。
もうさ、そんなん見せられたら、もう文句言えなくなるじゃん。
さて。真理ちゃんは意外にも、木場くんに対して明確な恋心を見せてきましたが、
木場くんはそれに応えることはできない。
そういや木場くんは、かつて恋人をその手にかけたという、重い十字架を背負ってましたね。
実る気配の皆無な木場くん&真理ちゃんペアですが、
見た目はけっこうお似合いなんですよね。
そんな邪魔者である木場くんを倒せと言われた草加。
これは渡りに船な提案だし、喜んで倒しに行くんじゃないかと思ったんですが、
意外なことに、草加は真理を呼び出して真意を問う。
「はっきり言ってくれ、真理。きみの正直な気持ちを聞かせてほしい」
「・・・・・・。」
「何も言えない? 俺が傷つくから・・・それが君の答えか」
「ごめんなさい」
真理が自分を選んでくれたら、草加は木場を殺そうとしなかった?
そういう選択を真理に委ねるのも意外だし、
返答次第では、真理が好感もってるオルフェノクを見逃そうとしたのも意外。
今回の草加は、珍しく足場がゆるかったっていうか、
鉄壁の外装に隠された内面みたいなのが、見えちゃった回でしたね。
しかし。増援のつもりで呼んだワームオルフェノクが裏切った時点で
彼は、ラッキー・クローバーの真意に気づくべきでしたよね。
目先の利益で動くペーペーが裏切ったということは、そいつらみんな味方じゃないよ!
そんな草加のピンチに現れたたっくん。
前回言い放った「だが借りは返す、いつか必ずな!」っていう宣言が
早くも実行できそうです。早く返せてよかった、
ところでさっき気づいたんですが、
基本的に草加のことを「おまえ」と呼んでるたっくんが、
草加のピンチに「草加・・・!」と名前呼んでて、ちょっと意外でした。
「ひとつだけ聞かせてくれませんか。流星塾の同窓会。あの日、いったい何があったのか」
「・・・これだけは言っておく。そのことだけは口にするな。
二度と・・・二度と口にするな!!」
アギトで言うところの「あかつき号事件」に近いレベルの謎を抱えているようです同窓会。
マジか、そんなに重要だと思っていなかった。
とりあえず、13話の感想でも書いたように、
「草加は参加してたけど、みんなの記憶が消されてる」説が濃厚ですね。
なにしろ、随所に井上節なセリフが満載で
なんていうか・・・なんていうかやっぱり草加の回でした。
しかし
「忘れないでくれよな、こないだの約束。
俺はずっと君を見てきた。だから、君にも俺を見て欲しいって」
って、一方的な願望を「約束」に仕立て上げちゃってるとことか、
「俺は君のためを思って言ってるんだ。これ以上、あの子に近づかない方がいい。
君だって、君の醜い姿を、あの子に知られたくはないだろう?」
「醜い・・・姿」
などと呪いの言葉を植え付けてくるとことか、
悔しいが草加は言霊の使い方が上手だよな。賢いよな。
良い感じに狂ってるのがツボです。
あと、負けて悔しくてハンカチ噛みしめる琢磨さんがブレン(@ドライブ)でした。
そんな面白い場面は是非とも放送して欲しかったですが(笑)
草加は色々な意味で心の闇の深さを実感させてくれるキャラですよ
話を書く側からしたら筆が乗るのはこういうキャラなんでしょうね
小説版のあの語り草になっている有様もそこからかも知れません
泣きながら街道を走る!? 琢磨さんのキャラ、そこまでいってるんですね、見せて欲しかった(笑)
草加は、最初が極悪非道だっただけに、
弱いところを見せられると、落差にびっくりします。
小説版は未読なんですが、語り草になるシーンがあるんですね、楽しみです♪