誠に懇願されG3-Xを装着した翔一は、見事にアンノウンを倒す。G3-Xの優秀性は証明されたが、独断で民間人を出動させた誠はその責任を問われ、G3-Xは試験的に北條透が装着員となる。透はG3−Xで戦果を上げるべく、津上翔一に会うため美杉家を訪ねた。
なんかもう序盤から面白ポイント続出で耐えきれず吹き出しちゃってるし、
ラスト、翔一くんの記憶が戻るシーンに重ねた北條さんの「つながった!」のセリフも見事で
あぁもう井上脚本素晴らしすぎる、555は一番最後までとっておこう、とか思った25話です。全50話の折り返し地点。
いきなり核心から。高村教授のセリフ。
「G3−XのAI制御チップだ。それを使えばG3−XのAIレベルは落ちる。だが、人のものとなるだろう」
ならば。人のものではない完璧すぎるG3−Xを使いこなした翔一くんは、何と呼ばれるべき存在なのか。
と言いたい気分でしたが。教授いわく「G3−Xを装着できる人間など滅多にいない」
つまり「人間には不可能とまでは明言していない」んですよね。
まぁ翔一くんがたやすくクリアしちゃってるからな。不可能とは言わないよな。
なにしろ、完璧な存在のための完璧なスーツを作ってしまう小沢の姐さんがすごい。
天才の発想なんですよね、良くも悪くも。
高村教授のV−1に対して「あれは悪くないシステムです」とか言っちゃう小沢の姐さんも大概なんですが、
結果として姐さんの目論見どおり、G3−Xの完璧なシステムを見た教授が撤退した感じでしょうか。
それでも。「死んだようなもの」と切り捨てた恩師に意見を聞きに行く小沢さんと、
「君が嫌いだ」と宣言しながら、G3−Xのための制御チップを用意していた高村教授。
余計な会話をしない二人の関係、いいよな。
G3−Xを「なんか簡単でしたし」と一言で片付けてしまう翔一くん。
アギトと比べてどっちが戦いやすいのか、聞いてみたい。
北條さん。
V−1システムの計画が頓挫するや否や、あっさりG3ユニットに媚びを売りに来ましたよ。変わり身の早さ。
なんかさ、ネコ科ですよね。計算高くすり寄ってくるけど、全然気を許してないっていう。
装着員の座をゲットしたあとも、高村教授に相談しに行ったり、翔一くんにつきまとったりと
見えないところで努力を欠かしません。お土産のケーキも金箔付きで、高級っぽいところがいちいちアレです。
そして、あの北條さんですら翔一くんの前ではほっこりキャラと化してしまうとは。
翔一くん、恐ろしい子・・・。
さて忘れた頃の涼くんです。なんで涼くんは「アギト」の名前を知ってるんだろう?
仮面ライダー名物の水ポチャにご満悦の様子で帰りました。これで納得してもらえるといいなぁ。
そして落ちて当然ノーダメージな翔一くんの、記憶が、戻った?
「俺は・・・俺は・・・思い出したぞ、全てを!」
という翔一くんは、なんか全然違う人に見えて。
なんか、記憶なんか取り戻さない方がよかったんじゃないの?という
漠然とした不安を感じたまま、次回からいよいよ後半戦です。
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