屁理屈爺さんIT放談

お気に入りソフトやデジモノ紹介。その逆に使っていて困る事例の紹介(主にヒューマン・インタフェースの観点から)

マスコットキャラクターに秘められた皮肉?

2020年07月26日 | マイナンバーカード
マイナンバーのマスコットキャラクターってウサギだけど…
 
ワニだかサメにうまい話を持ちかけて自分だけ得したり、
前科のあるタヌキを執拗なまでに懲らしめたり、
一番だと思って油断したら亀にも追い抜かれたりで、
あまりいい印象ではないんだよね。
 
なんかマイナンバーのことを象徴しているみたい。昔話のキャラクターまで考えてマスコットキャラクターにしたのかな。
公式な説明を調べてみたら
「ずっと昔から日本に住んでいたシロウサギの妖精のマイナちゃん。」
とあるから、それなりに考えていたのかも。
お役人のブラック・ユーモア、凄いぞ!
 
 
と勝手に感動したのは無駄でした。(いつものパターンですが)
 
こちら↓を見てしまった。
何も考えていなかったみたい、トホホ。
 
 
ついでにつっこむと、
昔の日本(昔話)にウサギの「妖精」って出てたきたかなぁ?
あ~ぁ。
 

意味不明の表示

2020年07月18日 | マイナンバーカード
「マイナポータル」をログアウトするときに表示された注意書きにビックリ!!
 
閲覧した「あなたの情報」や「やりとり履歴」は、ログアウトすると削除されます。(代理人を設定している場合、本人と代理人の両方が閲覧し、ログアウトすると削除されます。)
 
これ読んで、何が起るのか理解できる人、手を挙げてぇ~!と言いたくなりますね。
 
履歴っていうのは、ログアウトしても残っていて、次に使うときも参照できるから履歴というのでは?それを消しちゃうの?
サーバーにある個人の情報や履歴を削除するというのなら、これはれっきとしたサイバー犯罪だし…
 
セキュリティ上ちゃんと処理するから安心してね、といいたいのだろうけど、かえって不安にさせられます。読み手の心理なんかおかまいなしで作っちゃうんですね。
 

マイマイづくしで誤解の渦が…

2020年07月16日 | マイナンバーカード
マイナンバー、マイナンバーカード、マイナポイント、マイナポータル、マイキーID…
 
よくぞここまで、マイ・マイを連発したものですね。それによっていろいろな誤解が生まれているようです。
 
さてさて、そこで、現在の私の理解した範囲で解説を試みると…
 
「マイナポイント」というポイントの実体はない。そもそも「マイナポイント事業」という取り組みの名称があって、なんだかポイントがもらえる、というイメージが勝手に独り歩きしている。解説サイトも「マイナポイントが貰える」などと、その誤解を助長している表現がほとんどですね。
マイナポイント事業は、たしかにマイナンバーカードを利用したものだけど、それはマイナンバーカード内蔵のICチップの機能を活用したものであって、マイナンバー(個人番号)を使うものではないようです。ここも誤解している人が大半ではないでしょうか。
 
そのICチップの中には、電子証明書のデータなどがある他に、多目的に使えるエリアがあって、これら全体のデータのことを「マイキー」と呼ぶらしい。そして、多目的に使うときに、そのカード(ICチップ)を特定するために、マイキーIDというものを付与する。このマイキーIDは、「マイナンバー(個人番号)」とは全く無関係(ここが大事らしい)。
 
今回のマイナポイント事業では、マイキーIDと(利用者が選択した)決済サービスを紐付けするというもの。これによって、マイキーIDが紐付けされた利用者には、25%分の割増ポイントを(決済サービス事業者が)付与するというもの。(マイナポイントを付与するのではない。)決済サービス事業者は、割増した分の金額を政府からもらうことになるのでしょう。
なので、マイナンバー(個人番号)が、○○ペイに通知されるなどということもない。ということになりますね。
 
ちなみに、「マイナポイント事業」は、COVID-19対策で、拙速に打ち出されたというものではなく、昨年のうちにすでに計画されていたようです。
---
 
以上、間違っていたらごめんなさい。自分なりに少し整理できたかな、と思います。
 
それにしても、マイ・マイ連発は罪作りだなあ。選挙じゃないんだからそんなに連呼しなくてもいいのに。

いやいや、結構面倒です。

2020年07月13日 | マイナンバーカード
マイナポータルから、自治体が持っている自分に関する情報を確認する手続き。無料なのでお試し気分でやってみました。
 パソコンでカードリーダーをつないでマイナンバーカードを入れてログインして、画面で目的の情報の種類を確認して[実行]ボタンをクリック。
 すぐに目的の情報が画面に表示されるかと思いきや
「あなたの情報の確認を受け付けました」だって。受け付けただけなの?
よく読むと、その下に
「提供にお時間を要する場合、通知先メールアドレスを設定されている場合には、提供され次第、メールにてご連絡いたします。」と書いてある。(じゃあ、”お時間を要しない場合”はどうなの?お時間って何分?何日?今回のケースはメールを待てば良いのか、あるいはそうでないのか、こんな説明ではわからないじゃないですか。)
で、結局は翌日メールが届きました。
 
メールの内容は、
準備ができたので「マイナポータル」にアクセスしろ、となっている。ああメンド。
言われるままにマイナポータルにアクセスしたら、確かに「回答」が来ていました。
実は今回、試しに税金関連を照会してみましたが、「回答」の画面を見て、びっくり。
金額に位取りのコンマもなければ、数字の単位の表示もない。課税年度の欄はあるが、所得金額などは何年分のものなのかの記載がない。しかも、実際の確定申告などは元号ベースなのに、照会したデータには、元号が表示されず西暦のみ。さらに、確定申告していて口座振替でちゃんと納税しているのに、「提出なし」と表示されている。何年分の確定申告が「提出なし」なのかも不明。
(これって、まともな形式で見たかったら、金払って所得税証明書の交付を申請しろということなんでしょうかね。まあ、これはイチャモンとして)マイナポータル側としてはやるべきことをやっただけ、自治体としてはとりあえず持っている情報を言われるがまま回答しただけ、ということなんでしょうね。(これから改善するでしょうが)
 
そういえば、最近のニュースでも、全国の自治体の対応がバラバラで課題が多いとか(確かに!)。そこで、今後は同じシステムに統一するような話が出ていましたね。(これはもうはるか昔からの課題のようです。)

臓器提供の同意署名欄があるんだ

2020年07月11日 | マイナンバーカード
マイナンバーカードの下のほうに、臓器提供の同意署名欄があります。おそろしく小さい文字と記入欄です。ナニコレ珍百景ものですね。本気で署名させようとしているのでしょうか。
 臓器提供意思表示の署名があるカード(運転免許証、保険証)は、事故などのとき、条件を満たせばなるべく新鮮なうちに臓器を取り出してもらえるようにするために、つねに携帯していることに意味があるものでしょう。ということはマイナンバーカードは常に携帯しておいたほうがいい?「法律で認められた者以外の者が個人番号をコピーすることは、法律で禁止されています。」ということなのでなんとなくズレを感じてしまいます。
 個人番号と電子証明書であらゆる本人認証を一元化できるという概念図的な夢と、セキュリティ面で突っ込まれることだけは避けたいという現実的な思惑がぶつかって、いろいろな矛盾を引き起こしているように思います。
 考えるまでもなく、そもそも利便性とセキュリティは相反するもの。利便性もセキュリティもどちらも優等生的な宣伝をしているマイナンバーカード。かつての○○みたい。
 
○○は、たとえば原子力発電、あるいは原子燃料とか…
 

電子証明書の更新のお知らせ、ご苦労さまです。

2020年07月10日 | マイナンバーカード
今回、マイナポイントの「予約」で、私はなんとかできたものの、妻が誕生日をとっくに過ぎていたため町役場に出向いて電子証明書の更新手続きを強いられることになりました。誕生日前に更新の通知書がきているはずなのでそれを持参、ですが、妻はあっさりと「そんなの捨てた!」。ダメ元で窓口に電話をしたら、大丈夫とのこと、無事証明書の更新手続きを終えました。係の人にはパスワードは同じでいいですよと言われたとか。さっそくその日の夜に「予約」を試みましたが、なんと、まだ更新されていないというメッセージが(翌日まで待てということ)。これじゃ、ますますそっぽ向かれるよ。
 
 ちなみに横浜市のHPを見てみたら電子証明書の更新のお知らせについて、
「お知らせは青い封筒と白い封筒で2回届きます。白い封筒→青い封筒の順で届きますが、白い封筒のお知らせの案内による手続をお願いします。」
などと書いてあります。なんじゃこりゃ。
 
 よく見ると、青い封筒は地方公共団体情報システム機構が全国一律で発送するのだそうで、白い封筒は横浜市が独自に発送するものだそうです。ご苦労さまです。
 
 はい、わざわざ横浜市のHPをチェックするなんて、私もご苦労さまです。

電子証明書の更新のお知らせ、ご苦労さまです。

2020年07月10日 | マイナンバーカード
今回、マイナポイントの「予約」で、私はなんとかできたものの、妻が誕生日をとっくに過ぎていたため町役場に出向いて電子証明書の更新手続きを強いられることになりました。誕生日前に更新の通知書がきているはずなのでそれを持参、ですが、妻はあっさりと「そんなの捨てた!」。ダメ元で窓口に電話をしたら、大丈夫とのこと、無事証明書の更新手続きを終えました。係の人にはパスワードは同じでいいですよと言われたとか。さっそくその日の夜に「予約」を試みましたが、なんと、まだ更新されていないというメッセージが(翌日まで待てということ)。これじゃ、ますますそっぽ向かれるよ。
 
 ちなみに横浜市のHPを見てみたら電子証明書の更新のお知らせについて、
「お知らせは青い封筒と白い封筒で2回届きます。白い封筒→青い封筒の順で届きますが、白い封筒のお知らせの案内による手続をお願いします。」
などと書いてあります。なんじゃこりゃ。
 
 よく見ると、青い封筒は地方公共団体情報システム機構が全国一律で発送するのだそうで、白い封筒は横浜市が独自に発送するものだそうです。ご苦労さまです。
 
 はい、わざわざ横浜市のHPをチェックするなんて、私もご苦労さまです。

赤ちゃんでもマイナポイント還元可能?!

2020年07月09日 | マイナンバーカード
今話題沸騰中、もとい今笑い沸騰中の「マイナポイント」
5000円分までのポイントがもらえる。これって、マイナンバーカードごとにポイント紐付けできるので、新生児もカード作ってもいいのか、と思ったら、本当に可能みたいです。
 
問題は、カードと紐付けする決済サービス。9月からの半年間で2万円以上使う予定のものを見極めて紐付け(申し込み)が必要。赤ちゃんはクレジットカードなど持っていないので、親のクレジットカードを使うことになりますが、親が申し込んだサービスとは別のカードに紐付けする必要があります。
 
すると、夫婦、子ども3人だと、全部で5種類のクレジットカード(なんとかPayでも可)を用意して、半年でそれぞれ2万円以上決済すればめでたく満額もらえるということに。
 
 ところで、年明け出産予定のお宅は、めでたくご出産となったら速攻で写真撮影、マイナンバーカード申請、(ここで1ヶ月待たされる?)電子証明書登録、マイナンバーカード取得、マイナポイントの予約、決済サービスの申込み(紐付け)、そして3月末までに2万円以上の買い物、でめでたく5000ポイントゲット、を手ぐすね引いて待っているのだろうか。でも、予算の上限に達したら、その時点でマイナポイントの予約ができなくなるとか、気を揉むだけ損、手続き面倒だし。

面倒なマイナンバーカードの隠れた有効期限

2020年07月08日 | マイナンバーカード
今日はまたマイナンバーカードについて。
 
マイナンバーは一生同一番号を死ぬまで使うことになります。一方、本人証明のため実印と印鑑証明がありますが、こちらは(実印を変えない限り)有効期限はありません。
 
しかし、マイナンバーカードは有効期限があります。有効期限は10年(10回目の誕生日まで)。ところが未成年は写真の都合で、半分の5年です。この段階で「え、面倒」と感じますが、もっと面倒なのは、カードの有効期限ではなく、電子証明書の有効期限というのがあるということです。
 
印鑑証明には有効期限がないのに、なぜ一生使える番号のマイナンバーには有効期限があるの、と思いたくなります。全然便利じゃない。しかも、カードそのものの有効期限よりも先にやって来る証明書の方の有効期限は、カード券面には印刷されておらず、よく見ると、自分で書き込むようになっています。
 
さてさて、マイナンバーカード普及の暁には5,000万人くらいになるのでしょうか。だとすると平均して毎年1,000万人が、自治体の窓口に出向いて更新手続き、それを自治体の人が一生懸命対応する。しかも平均していない。今回のように10万円支給、5000円分ポイント還元の年に新規作成者が集中すると、未来永劫、5年周期で更新手続きの波が自治体を襲うという構図になりますね

マイナポータルを覗いてみました

2020年07月06日 | マイナンバーカード
マイナンバーカード関連、突っこみどころがあまりにも多くて、憤りを通り越して、喜劇を見ているような気分にさえなってしまいますね。きょうは、マイナポータルを覗いてみました。
 
ポータルというからには当然自分が持っているカードの基本的な情報を確認できるかと思いきや、電子証明書の有効期限がポータルでは確認できないということを発見してしまいました。(ちゃんとカードをリーダーに挿して暗証番号で認証を受けているにも関わらず!)。
 
で、どうするかというと、別途「利用者クライアントソフト」をインストールしてそのソフトで確認するのだそうだ。たしか既に(10万円申請のときに)インストールしていたので、Windowsのメニューで検索してみると、「利用者クライアントソフト」ではなく「JPKI利用者ソフト」と表示されたではないですか…
 
インストールの説明ページには、”メニューにJPKI利用者ソフトと表示される” という記述は見当たらない!
いったい誰に使ってもらうつもりで導入したのだろう。
こんなシステムの検収印ついた人って、たぶん盲判。
この手の喜劇はまだまだある。(FBで書き溜めたものを、順次こちらにも転載していきます。)
 
全国の役所の担当者が、とんでもない尻ぬぐいをさせられているのだろう。これからも、ずっと続く、と考えると可愛そう、まったく。