屁理屈爺さんIT放談

お気に入りソフトやデジモノ紹介。その逆に使っていて困る事例の紹介(主にヒューマン・インタフェースの観点から)

インデント設定が反映されなくなる

2005年03月30日 | Wordあれこれ
ぶら下げインデントなどを設定した段落の左側に図(オブジェクト)を配置し、そのレイアウト設定を四角・広い方、にしていると、オブジェクトが配置されたことによって本来の位置から右に奥まってレイアウトされるテキスト段落のインデント設定が反映されなくなる。
逆にインデントをかなり深くしてある段落の左側に図を配置すると、その右側のテキストの段落は、深いインデント設定が無視されて、図にくっつくように、所望の位置より左側になってしまう。
このようになっても、書式-段落で段落のプロパティシートを見てみると、もともとのインデント設定のままである。明らかに、段落の設定と実際の表示に矛盾が生じている。

見た目だけテキストの流し込みが行われて、肝心の論理的な流し込みが処理されてないように思われる。



オートコレクトのチェックをデフォルトに戻せない?

2005年03月30日 | Wordあれこれ
おせっかいなオートコレクトや入力オートフォーマット。私は通常はこれを全部外している。ところが、なにかのときにデフォルトに戻したいときがある。
が、すくなくともこれらの設定シート上にはそのようなボタンなどは用意されていない。ヘルプで検索しても出てこない。
恐ろしく沢山あるチェック項目で、あらかじめどこにチェックが入っていたのかを、ユーザにメモしておけ、というのだろうか。
もしプライドが許さないのだかなんだか既定値に戻すというボタンを用意したくなければ、たとえば、基本的にはチェックを外した状態を既定値とするなど統一性をもたせるのがUI設計の基本ではなかろうか。


ナチュラルインプット?

2005年03月29日 | Wordあれこれ
今ごろになってやっとOffice2003にアップグレードしてみた。
M社のアプリケーションはそれまでのユーザの設定を無視してガラリと環境を変えてしまう傾向があるから今度も覚悟を決めてのアップグレード。私の大嫌いなWordのオートコレクト。これは既存の設定を引き継いでいた。なのに!なのにである。もっとも引き継ぐべき日本語入力環境が、あのナチュラルインプットにすり変わってしまっている。
予想はしていたものの、またもややられた!という印象だ。ま、あのブッシュの国のやりかただと思えば、さもありなん、である。

で、このナチュラルインプット。何がナチュラルか不可解だが、Wordの文書内の文字にキャレットを置いて変換キーを押すとすぐ再変換してくれる。
技術的にはすぐれものなんだろうな。(だけどWordでないと使えないという自己矛盾を起こしている。)

で、怖いなとおもったのは、この再変換機能だ。
単に変換キーを押しただけで再変換してしまう。
だから、すでに出来上がった文書を見ている時に、無意識のうちに変換キーを押してしまって知らないうちに文書の一部が書き替わってしまうというおそろしい事態を引き起しやすくなってしまうのだ。
実際に今日早速、あっちこっち再変換されてしまった。(自分の環境では変換キーは日本語入力モードのON/OFFに設定してあるためなおさら‥‥‥)

たぶん2003にして、日本中の文書が無意識のうちに再変換されてしまっているのだろうな。
これをナチュラルインプットというのだ、と認識した次第だ。要注意である。

もっと適切にニックネームを付けたらいいのにね。たとえば、「潜伏変換」、「ゲリラ変換」など。
アルツハイマー変換というのは言い過ぎか?(再変換されまくった文書をよみかえしてそう思ったワケ)

もちろん、すかさずIME2003もナチュラルインプットも削除!

削除したのに、亡霊のようにタスクバーにMS-IMEツールバーが現れる。そこまで濃密な関係なの?
ま、再起動したら亡霊はあらわれなくなったようだけど。



身近なところに貼付ができない

2005年03月24日 | Excelあれこれ
セルに入力されている文字列を、テキストボックスに貼付けようとしたができない!
仕方なくいったん別のエディタに貼り付けてそれからExcelに戻ってテキストボックスに貼り付けた。

おかしなことにクリップボードにコピーした文字列は、テキストボックスを選択した段階でクリアされてしまうようだ。

つまり
エクセルのセル範囲をコピー→テキストボックスを選択→別のエディタに切り替え→貼り付け(×)できない。(クリップボードが空になっているような挙動)

さらにおかしいのは、同じテキストボックスでもWordに作ったテキストボックスにはちゃんと所望の貼付ができる。

また、他のアプリケーションでコピーした文字列は、Excelの中のテキストボックスになんということなく貼付ができる。

ユーザの感覚からすると理解しがたい仕様、あるいはバグではないだろうか。


均等割り付けの繰り返し

2005年03月13日 | Wordあれこれ
箇条書きの項目部分など、同じ字数の均等割り付けを何回も行ないたいことがよくある。
書式設定を繰り返す便利な方法として、Ctrl+Y または[F4]キーを使う方法があるが、均等割り付けでは、これをやると変なことに!

なんとこんなことらしい。

Microsoftのサイトでは
こんな説明
だけど、これは上記と同じ混乱を招く説明ではないか。

無線LAN

2005年03月12日 | その他PC関連など
子供が一人暮らしを始める。一人で無線LAN+インターネット環境を構築するため基礎知識を伝授するためにざーっと書いたメモ。
(多少不正確だろうけど、マニュアルだけでは分からんだろうから、少しは足しになることを期待して)
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LANはコンピュータネットワーク
一つのネットワークの中でコンピュータやプリンタがおしゃべり(情報通信)する
誰におしゃべりするかをアドレスをつけて知らせる
アドレスが決まらないとネットワークに参加できない
おしゃべりの小さなかたまりをパケットという
コンピュータネットワーク、インターネットには無数のパケットが行き来している。個々のパケットには必ずアドレス(宛名と差出人のアドレス)がつけられている。

インターネットはより小さなネットワークが集まったもの。ネットワークからネットワークへ情報通信できるしくみのこと。

ルータはその小さなネットワークと他のネットワークのつなぎ目に置く装置。ネットワークの中を行き来するパケットの行き先(ルート)を判断して流してくれる。

ハブは自転車や馬車の車輪の中央にある部分。線が沢山集まっている。ネットワークで使うハブは集線装置ともいう。無線でないネットワークでは、LANケーブルをハブに差して使う。情報コンセントともいう。

無線は当然のことながら電波を使って情報通信をすること。使う電波の種類で伝わり方が違う。無線LANの電波はテレビやラジオの電波よりずっと弱く、遠くまで届かない。

無線LAN内蔵パソコンは、近くのアクセスポイントの電波を検出してくれる。通常そのときその場所で検出できたアクセスポイントを一覧で示してくれる。

実際に無線LANに繋ぐ(参加する)には、そのアクセスポイントの設定に合わせておしゃべりをしないとならない。
およそ以下のような手順で参加手続が行なわれる。
・アクセスポイントの存在を発見
・言葉が通じるか呼びかける
・通じるようなら使えるアドレスを貰えるかたずねる
・アドレスをもらったらそのネットワークでおしゃべりできる資格を得たようなもの
・ネットワークによってはおしゃべりが通じれば参加できるものと、たとえおしゃべりができても、本当に参加していいのかさらに確認(認証)が必要なものがある。

無線LANではセキュリティの設定が重要
見えないところで第三者がネットワークに参加してしまうかもしれない。
それを防ぐには
・おしゃべりが仲間うちだけでしか通じないようにする→暗号化。暗号化した場合、解読するためのキーを共有する必要がある。接続時にWEPキーを指定する(通常はパソコンにいったん設定すればよい)。
・あらかじめ登録されたパソコン(プリンタなど)だけが参加できるようにする。ネットワークに繋ぐ装置は、MACアドレスという全世界にたった一つしかないアドレスを持っている。(そのように取り決めて製造している。)
このMACアドレスを、アクセスポイントの装置に登録しておく。
・さらに、企業などではあらかじめユーザIDとパスワードを登録し、一致するかどうかのチェックも行なうことがある。(この代わりに、指紋や虹彩、静脈パターンなどの生体情報を認証に使うこともある)


回線
インターネットはコンピュータのデータの通り道。それを各家庭に引いてくるのは大変。そこですでに引いてある電話線を利用するのがADSL。
だからADSLを利用するにはまず電話の契約がなされていることが前提。
電話線にはもともと音声信号しか流せなかった。そこに音声のようで実はコンピュータのデータを重ねた信号を流す。これを電話機で受け取ってしまうとまずいので、電話回線と電話機の間にスプリッタという分岐装置(でかい消しゴムくらいの大きさ)を入れる。電話局から来た線がスプリッタに入り、出口で電話用とコンピュータ用の2本に分かれる。
出てきたコンピュータ用の信号はまだアナログ信号。そのままコンピュータネットワークに入れる訳にはいかない。そこでモデム(変調・復調装置)という装置で本当にコンピュータネットワークで使えるデジタル信号にする。ここまではインターネットからやってきた情報。今度はそれを家庭内の小さなネットワークに導いてやるためにルータが必要になる。

このようにいくつもの装置があってはじめてインターネットからのデータが家庭内のネットワークに入ってくる。

実際には以下の3点セットが必要になる。
・スプリッタ(手のひらに入るくらいの大きさ。NTTから支給される)
・モデム(ほぼハガキ大)。NTTから支給される(レンタル)。
・無線ルータ(ルータと無線ステーションとハブが一体になっている。)

家庭内の装置と無線ステーションがつながってもインターネットに繋がったことにはならない。

こんどはルータが、インターネット上で使うアドレスを貰ってインターネットに参加する必要がある。

このとき必要な情報が
・接続先 どのプロバイダか(生協インターネットやU-netSURF、OCNなど)
・認証のためのユーザ名、パスワード
この情報をルータに設定する必要がある。
(実際には無線ステーションの設定、とマニュアルには書いてある)