屁理屈爺さんIT放談

お気に入りソフトやデジモノ紹介。その逆に使っていて困る事例の紹介(主にヒューマン・インタフェースの観点から)

さらに目が回りそうなこと発見 '行'方向→'列'集計→親'行'集計???

2012年06月24日 | Excelあれこれ
前回、Excel2010になって、ピボットテーブルの計算の種類の呼称が変わったことを書いたが、その後さらに目が回りそうなことを発見。

2010では、計算の種類に新たな項目が加わっていて、それもウリの一つらしいが、たとえば「親行集計に対する比率」。
多重クロス集計の時の、内訳部分についての構成比を求めてくれるようだ。

クロス集計の、下の合計を元にするか、右の合計を元にするかで
下の合計を元にする場合→「列集計に対する比率」
右の合計を元にする場合→「行集計に対する比率」
(この段階で、2003と列と行の文字の使い方が逆転→前回報告)

そして、多重クロス集計で2010でいうところ「列集計に対する比率」の計算での中間の小計の範囲での内訳の比率を取るときは、なんと「親行集計に対する比率」を選択することになる。

全体としては列集計に対する比率なんだけど、内訳を計算したい時は親行集計らしい。
(このへん、ネットでぐぐってもほとんど情報が出こない、というのもすごい)

さらに!
この「親なんとか集計に対する比率」機能は複雑なクロス集計のために導入されたのだろうが、実際出来上がった集計表をみて、それが、単なる列集計に対する比率、なのか「親業集計に対する比率」を計算したのかは、集計結果の数値を一つひとつチェックしてみないと判別がつきにくいのだ。
せめてどこかにマークのようなものを表示してくれればいいのだが。

盛んにユーザエクスペリエンスを強調して新バージョンを投入している某社の製品とは思えない。というか、言葉だけ目新しくして、体質はやっぱり以前と同じなんだな。

列方向の比率が、行集計に対する比率、と同じ意味だなんて??

2012年06月07日 | Excelあれこれ
Excelのピボットテーブル。
以前、Excel2007へのバージョンアップの際には、メニューの考えたが根本から変わって「リボン」なんて呼称になり、それ以上に欲しい機能がどこにいったのか、あれこれ探しまわる毎日だった。

それに比べると、Excel2010へのバージョンアップは、見た目は殆ど変わらない。ピボットテーブルの操作性も特に大きな変更はなし、ということで安心して使っていた。

と こ ろ が !!!
クロス集計して、カテゴリー間の違いを比率(%ベース)で比べるときに使う、『フィールドの編集』の「計算の種類」のところに、とんでもない変更があったのだった。

(旧)標準→(新)計算しない
(旧)列方向の比率→(新)行集計に対する比率
(旧)行方向の比率→(新)列集計に対する比率

こんな、人を馬鹿にしたような、現場を混乱に陥れるような変更は、さぞかしネットでも話題になっているだろうと、Google神様にたずねてみたら…
ほとんど見つからない。まさかどこかの国のようにフタをしているわけではあらまい。これはいったいどういうことなのか……

皆さん、お仕事でピボットテーブルはあまり使っていないのか、それとも、こんな言葉に悩まなくても済む、もっとスマートな方法を使っているのか。だったら教えて。
本来2010へのバージョンアップの主眼は、そういったユーザに適切なガイドをするように改善したのではなかったのか。

こんなことで騒ぐ事自体が実はすごく恥ずかしいことだったりして…