市長から委嘱を受け、委員20名で構成し、仙台市の介護保険の運営状況と次期計画の策定をしていく審議会が、また新たにスタートした。お陰様で私は、介護保険が始まり審議会が設置されて以来、ずっと議会から委員として出していただいている。
会長、副会長も継続して東北大の関田康慶先生、福祉大の小松洋吉先生に就任いただくことになった。18年度から、地域密着型サービスや予防型サービスの拡充など制度が改正され、この4月からはまた、報酬単価など改正され続けている介護保険。
仙台市の高齢者人口は18万人、介護保険利用者は2万6000人。その内、施設利用者は約5000人(20%)、居宅サービス利用者は2万人(80%)となっている。これらの数字は増えていくが、介護予防や生活支援事業を進めているためか、高齢者数に対する介護保険認定者の割合は2年前の17.6%をピークに16.8%と下がる傾向となっている。これは評価したい。
スペシャリストの南方保健高齢部長が言っていたが、今審議会任期の3箇年は平成12年から始まった介護保険制度が10年経過し、保険制度は正念場となる期間である。新たな気持ちで、議会代表としての矜持をもって、仙台市の高齢者にとってより良い介護保険となるよう、しっかりやっていきたい。