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ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

S.Yairi YD-75N サドル作成

2009年04月14日 | ナット・サドル作成・調整
S.ヤイリ、サドル作成です。3.2ミリの角材から切り出しますが


サドル溝は2.9ミリですので


ペーパーを使って厚みを落とします。


幅も調整して溝に入りました。


オクターブ調整を施します。3弦以外は、ピン側のエッジが頂点です。そして底の平面を出します。ここをきっちり調整するだけで、レスポンスは格段に向上します。大事なポイント。


微調整をし、磨いて完了。


↓オリジナルのサドルです(これも牛骨)。

2弦の頂点が後ろになっていますが、オクターブは合っていませんでした。量産ギターの場合、2弦と6弦の頂点を後ろに補正したサドルを使っている場合が多くあります。機能している場合もあれば、全然そうでない場合もあって、メーカー・機種によって、あるいは個体差もあり、1本1本違います。オクターブ調整は一律にはいかないものなのです。これについてはまた改めて考察したいと思います。

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