
今朝7時の気温は8度。
空は晴れ渡り、清々しく気持ち良さそうなので、窓を全開にして新鮮な空気を入れようとすると、子どもが「寒いから早く締めて!」なんて言いだす。何が寒い。この空模様だと昼間は真夏のように暑くなるじゃないのかな? まさしくその通り、昼間は堪らない暑さとなりました。これじゃ身体の調整ができませんよね。こんな時には、春にらでも食べて元気を出しましょう。
そこで、今が旬の春にらを調べてみました。
にらは『古事記』や『万葉集』にも登場する、歴史の古い野菜なんですね。東アジアの各地に自生し、中国では紀元前から食べられていたようです。日本には中国から伝わり、9~10世紀ごろから栽培されていたと言われており、体を温めるための薬草として用いられたとか。広く栽培されるようになったのは、明治以降で、第二次世界大戦後、中華料理が身近なものになって、家庭の食卓に普及したようです。
にらはβ‐カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、カルシウム、鉄などを多く含む緑黄色野菜です。特に、体内でビタミンAに変わるβ‐カロテンが豊富で、100g(にら1束見当)で1日に必要なビタミンAをとることができます。強い生命力を持つにらは、収穫してもすぐに新芽が出るのですが、最初に収穫される一番芽(春にら)は、肉厚でやわらかく、おいしいと言われています。にらは、いためたり、ギョーザやスープの具にしたりすることが多いと思いますが、やわらかい春にらは「おひたし」にするのもオススメですよ。シャキシャキした食感が残るくらい、30秒ほど、さっとゆでるのがいいでしょう。にらに含まれるビタミンB1は、糖質を分解、エネルギーに変える働きをし、さらに、ニオイ成分である硫化アリルがビタミンB1の吸収を促進します。つまり、にらは、ビタミンB1と硫化アリルを両方含んでいるので、疲労回復効果が高いようです。ストレスの多い日々を送っている方も多いことでしょう。おいしい春にらで疲れを癒やしませんか?
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