金環日食は見えそうにないと思っていたが

　世紀の天文ショーと騒がれている金環日食ですが、見ましたか？
　日本国中が天気に気をもんでいましたが、こちらでも見ることができました。


　朝6時ごろは曇っていたので、「もう、見れんわぁ～！」とあきらめていました。

予定時刻には晴れてきた。でも日食ですね。薄暗い感じでした。
その時刻は、車で移動中だったので、外に出て観察している人が多くいました。

　目的地に着くと、溶接のときに使う面を使って日食を見てる人がいたので思わず近寄り「見えますか？」と尋ねると、「おー！　見えるぞー！　見てみるか？」と言われて、「そんじゃ！」てなもんで、見せてもらいました。

　すでに終わりに近づいていて、部分日食の状況が見えました。
「ほぉー！　見えますねー！」というと、見せてくれた人は。
「もー、終わりごろじゃろー、ここら辺は、完全な金環日食は見れんのよ。確か92％だったかの～？　部分日食よー。」と説明してくれました。

　次に日食が見れるんはいつじゃろうか？

　夜、家に帰って娘たちに、

「日食を見たか？」と聞いてみると、

「見たよ！」とすぐに返事が返ってきた。

そこで、「どこで、見たん？」と聞くと、すぐさま

「テレビで見た！」

「なんじゃ。そりゃ。」

「専用のめがねがないもん。テレビの方が良く見れるジャン！」　なんて言う。

なんだか、ちょっと寂しい気分。

専用のめがねがなければ、あるものを工夫して見れるようにするとか、テレビの画面じゃなく、実際の宇宙現象を見ようとか思わなんだろうか？　そりゃ、テレビの方が楽に簡単にみれる。楽なことばかりしていると、考える力が付かないし、便利な物がなくなったら生きていけなくなるんじゃない。
楽しい発想とか考える力を身に着けてもらいたいものだ。