昨年は、親戚よりもらったナタ豆を味噌漬けにして食べていました。(今でも漬けたナタ豆はあります。)
今年は、我が家でも植えてみようと思い、種豆として2つのさやをもらいました。 しかし、近所の人達などからもナタ豆を植えてみたいと言われてあげたら、残った豆は2つになってしまいました。 この2つの豆を植えましたが、育つかどうか心配です。 この豆、なんだかジャックと豆の木に出てくるような豆に似ていると思うのは、私だけでしょうか?
近所の人は、ナタ豆は鼻に良いと言っています。鼻の通りが良くなったと喜んでいるお年寄りもおられます。 また、虫歯や歯周病の予防になるらしいですよ。 腎臓機能を改善やボケ防止に役立つ尿素浄化作用を高めるということもあるようです。
面白いですよ!
うちでは、鉈豆が大きく太る前のものを、味噌漬けにして食べています。硬いので薄く切って食べています。カリコリと歯ごたえがあっておいしいですよ。酒のつまみやお茶漬けにも合いますよ。 また、福神漬にも使用されています。うちのおばあさんは、福神漬けを作るんですよ。これが、市販品のような赤い福神漬けと違い、赤くなくてもおいしいんですよ。
福神漬(ふくじんづけ、「ふくしんづけ」と呼ぶ地方もあるらしい。)は、漬物の一種で、ダイコン、ナス、ナタマメ(鉈豆)、レンコン、キュウリ、シソの実、シイタケまたは白ゴマなどの7種の野菜類を細かく刻み、醤油と砂糖やみりんで作った調味液で漬けたもので、カレーの添え物として知られています。
明治時代初頭、東京・上野の漬物店「酒悦」第15代野田清右衛門が、様々な野菜を醤油で漬けた漬物を考案し、自分の経営する茶店で売り出したところ評判になり、いろいろな野菜が入っていること、また店が上野不忍池の弁財天近くにあったこと、更には「ご飯のお供にこれさえあれば他におかずは要らず、食費が抑えられ金がたまる(=家に七福神がやってきたかのような幸福感)」という解釈から、作家の梅亭金鵞が七福神にちなんで福神漬と名づけたそうです。