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バルサ礼賛記事に物申す!

2010-08-21 11:54:32 | サッカー
SMAPが結成してからもう22年だそうです。

結成当時、自分はまだ小学生ですらなかったのか…と、
時代の流れを感じています。


Caution!!
以下長文になりますので、ご注意ください。

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最近よく見かけるのが、バルサのサッカーは、サッカーの最高峰だ、というような記事。

別に悪いとは思っていないです。
バルサがこの2年間多くのタイトルを獲得し、世界の最高峰まで上り詰めたことは事実ですし、
スペイン代表がそのバルサ出身の選手を多く起用して成功したことも事実です。
そんな魅力的なサッカーを好きになる人が増えるのも当然だと思いますし、
バルサファンが増えることは大いに理解ができることです。


しかし、自分にはどうしても許せない記事があるんです。
それはWorld Soccer Digest(以降WSD)の現地記者

WSDには毎号巻末に国毎のコラムが掲載されているのですが、
そこのスペイン担当記者が、とにかくバルサ寄り、
というよりマドリーに対し挑発的なことばかり書くのです。

例えば、最新号のコラムを軽く立ち読みしましたが、要約するとこんな感じです。

「W杯で優勝したスペイン。スペインのような華麗なパスサッカーを目指すチームが、今後のトレンドとして増えていくだろう。
その華麗なパスサッカーの屋台骨を支えているのがバルサの選手。
今までのスペイン代表において、これほどバルサの選手が集中したことは過去になかった。
その要因はやはり、バルサの優秀な下部組織にあると思われる。
(中略)
この世界的なトレンドとなりつつあるバルサに立ち向かわんとするチームがある。
それがレアルマドリードだ。しかし、私はレアルマドリードがタイトルを取ることはあり得ないと考えている。
なぜなら先述の下部組織に大きな差があるからだ。優秀な下部組織を持つバルサなら、
たとえ一時期調子を落としたとしても、下部組織からの押し上げですぐに立て直すことが可能だ。
マドリーはどうだ。タレントはいるが、彼らには不調から脱するだけのチーム力がない。
コパ・デル・レイのタイトルくらいは取れるかもしれないが、リーガでの優勝はないだろう。」


これは、かなりオブラートに包んだ言い方に変えています。
一番腹が立ったのは、コパ・デル・レイの節。最後こんなこと言っています。

「誤解がないように述べておきたいが、コパ・デル・レイだって偉大なタイトルである。
なぜなら、レアルマドリードは20年間このタイトルから遠ざかっているのだから…。」


コパが偉大っていうより、マドリディスタに喧嘩売ってるようにしか聞こえないんですが…。

正直吐き気がするコラムです。
ふざけるな、と言いたい。

とにかく今回に限らず、この記者は事あるごとにこんな感じです。
本気で投書して訴えてやろうかと思ったほどです。(ちなみにWorld Soccer Kingの記者はどちらかと言うとマドリー寄り)


なので、自分が、レアルマドリード寄りのコラムを今ここにちょこっと書いてみたいと思います。
結局主観なんです。見る人によって考え方も全く変わってくるのです。
だから自分の意見もあくまで一つの考え方と捉えていただければ幸いです。

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タイトル「バルセロナに未来はない」

バルセロナのティキ・タカ(時計の針のような正確なパスサッカーの意)は世界を席巻した。
バルサは今、最盛期を迎えている。しかし、今後近いうちにこの時計の針が止まる時がやってくるだろう。
なぜならティキ・タカはこれ以上向上しないからだ。
今はシャビを時計の軸心として正確なパス回しができているが、彼らは決してプログラムではない。消耗品である。
徐々に歯車が噛み合わなくなる時が来るだろう。下部組織の押し上げによって「部品の交換」は出来るだろうが、
「高性能な時計」への買い替えは出来ない。つまり、バルサは今持っている時計を、大事に直しながら使っていくしかないのだ。
そしてもう1点、バルサの強さの要因としてメッシの存在があることを忘れてはいけない。
パスサッカーと彼の個人技、2つが組み合わさった事で今の結果に結びついている、と言っても過言ではない。
そして、そのメッシはあと何年間、昨シーズンのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。
シャビ・メッシが抜けた時、バルサの攻撃が停滞したように、パスとメッシどちらかが崩れれば
今のサッカーは一気に崩壊する危険もあるだろう。


一方レアルマドリードは時計に例えることはできない。バルサとサッカーが根本から異なるからだ。
今のレアルマドリードは一流の部品を集め、一流の設計士を雇った状態にすぎない。
しかし、まだ基礎の段階しか構築出来ていない状態で、昨シーズンリーガで2位につけた。
ならば今年はどうか。レアルマドリードには期待という名の未来しかない。
下部組織についても期待できないわけではない。現に今年U-19スペイン代表に最も多く選手を輩出したチームは、レアルマドリードだ。
また、バルサの下部組織はトップチーム以外で活躍するケースが少ない。「バルサ式」の戦術ばかり学んでいるからだ。
しかし、レアルマドリードの下部組織はバルサと違い、様々なシステムを学ぶ。
だから他のチームにレンタルされ、活躍することが可能なのだ。
それでもレアルの下部組織の選手について、能力に疑問を持つバルセロニスタがいるならば、
一昨シーズンのバルセロナを思い出してみるといい。トップに君臨し、ティキ・タカの一員となって多くのゴールを挙げた選手、
サミュエル・エトー。
彼もレアルの下部組織出身なのだから。


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