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自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

クリニックの先生からの依頼 パート03

2025-04-03 14:48:31 | 仕事

前回からだいぶ間が空いてしまいましたが、「クリニックの先生からの依頼」の続きです。

先日、完成して納品しました。

これです。

これが正面玄関からの写真です。

下に木製にベースが見えるので模型と分かりますが、自然の太陽の光で撮影すると、本物の家の様に見えると思います。

唯一、車が既製品の物を無加工で使用したので、模型と分かると思います。

撮影はいつもの海岸です。

ちょうど良い天気だったので、納品前に資料として写真を撮って置きました。

芝犬と犬小屋も有ります。

模型にはアクリル製のカバーを付けました。

一般住宅の模型はあまり作ったことがないので大変でした。

病院とか、学校とか、大きな鉄筋コンクリートの建物は意外なほどシンプルな形状ですが、一般住宅は、小さいうえに形状が複雑で、細かいパーツをたくさん作らないといけなかったのが大変でした。

窓のはアルミの格子があったり、雨戸を収納する戸袋が有ったり、ルーフも案外面倒な造作です。

しかもこの住宅、スケールが、1/100なので、パーツ一個一個が非常に小さい。

使用するプラスチック板も、0,5  0,3ミリの板でないと厚すぎたりするので柔らかすぎて加工しにくい場合も有りました。

なんとか形になりました。

この模型を製作するにあたって、図面が平面図2枚、立面図が2枚しか有りませんでした。

後は、外観を撮影した写真だけでしたので、どこまで作れるか?

自分でも分かりませんでしたが、手元の資料を元に、自分で図面を起こしてみると、不思議に形が分かって来るんですね。

それを元に完成させることができました。

先生も大変喜んでおられました。

先生の妹さんにも見せたそうですが、大変喜んでおられたそうです。

先生の育った家が人手に渡って、解体され、形が無くなってしまう前に小さな模型でも子供の頃過ごした家が見られると言うのは嬉しいと思います。

苦労した甲斐が有ります。

なかなかこんな小さい建築模型を作ることがないので、良い勉強になりました。

今回は、屋根瓦をリアルに作ることが出来たのが最大の進歩だったと思います。

このテクスチャーのおかげで、今後、瓦屋根の模型がグレートアップできます。

今までは、アクリルの板に筋彫りでごまかしていましたが、次回からは特撮に使えるくらいのリアルな建築模型が作れそうです。

またこんな仕事が来れば良いのですが。

最近はめっきり建築模型の仕事が無くなって残念です。

どなたか、建築模型が必要な方はいませんか?

格安で製作いたしますので。

是非どうぞ。