きこのおと

嬉しいこと 感じたこと お気に入りの小さなノートに綴るように

本当にありふれた日々の音に耳をすましていたい…

降らずとも傘の用意

2013-02-19 17:48:47 | お茶

 

朝は雪が降り、極寒のようでした。

 

今日も 可愛らしい方たちと お茶のお稽古でした。

きょうのお軸は 初めて見る掛け軸で、利休の七則の中の 

「降らずとも傘の用意」を描いた利休と弟子の絵でした。

先生のお話で 利休七則 のお話を伺いました。

 

  茶は服のよきように点て 


  炭は湯の沸くように置き  


      冬は暖かに夏は涼しく     


  花は野の花のように生け 


  刻限は早めに   

     
  降らずとも傘の用意   


  相客に心せよ 

 

お茶はおいしいと思っていただけるように点てて

炭は良い加減のお湯が沸くようにおこし

季節感に工夫を凝らし 大事なお客様に心地よさを

花は自然の中にあるように 活けて

時間には常に早めに

何事にも慌てることのないように 準備を怠らず

お客様全部へのおもてなしの心配りを忘れないように

 

簡単に解釈を教えていただきました。

あっているかな・・・?

先生のお話を聞きながら う~むと唸ってしました・・・

これを全部、いついかなる場合も完璧にできるのは 相当な至難業です。

どれも簡単なことのように思われますが、

できているかと言われると 全然できていないことだらけで。

ひとつひとつもっと突き詰めて考えることをしていくと・・・

やっぱり 奥が深い・・・・

 

若い方たちに午後予定があったため 彼女たちがお稽古を後にしたのち、

お濃茶のお稽古をマンツーマンでしていただきました。

しかし、お濃いを練るのは難しい。

今日練ったお濃茶は 苦味が出て 美味しく点てられませんでした・・・

ああ~難しい・・・・

 

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