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10時にチェックアウトした二人。
向かうは近くの公園
そして
お金をどうにか工面しよと
銀行の本社に問い合わせたり
家族や友達に電話したりした
なんとか頑張ってみた
けど
結局はどれも駄目
携帯電話なんてない時代
その電話代だけで
2000円も使ってしまった。
そして
どうやって残りのお金で
3日間乗り切るか話し合った。
このとき
なんとかケンカだけはしなかったけど
私達の二人の雰囲気は険悪で
はやくお金の問題を解決したかった。
「ここが大阪だったらどうにかなったのに」
「交番に行って財布落としたからお金かしてと頼もう」
「銀行強盗でもしようか??」
いろんなバカな意見が出た
もし
「援助交際」でもしてお金が手に入るなら
真剣にやってもいいと心の中で思っていた。
(当時は20歳だからなんとか可能でしょ?)
テレクラのバイトをしていた私は
フリーダイヤルに電話すれば
簡単にお客が見つかることも知っていた。
でも、、、
本当に援助交際となると
やっぱり怖く出来なかった。。。。
D子には
東京に1人だけ高校時代の友達がいた。
友達といっても
ただのクラスメイトで
時々話しをする程度の仲だった。
本当は
「お金を貸してください」と頼みたかったけど
彼女はまだ学生で
余分なお金をもっているわけなかった。
彼に
「お金の事は絶対に言っては駄目
D子だけなんとか泊めてもらえるようにお願いしろ」
といわれたので
陽子ちゃんに事情を話し
泊めてもらえるようにお願いした
事情を知った陽子ちゃんは
快く私を泊めてくれると言ってくれた
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どうにか宿泊費を削ることは出来たけど
D子の心の中は
食費を削ってもいいから
ヒデちゃんと一緒にいたい気持ちでいっぱいだった
陽子ちゃんの部屋に
泊めてもらうことが決まっても
「やっぱり一緒にいたいよ」と泣いて困らせた
それを見たヒデちゃんは
「D子!ほら見て!
おれ鉄棒結構上手いんだぞ♪」
公園の鉄棒で
体操選手みたいにぐるぐる回って見せてくれた
「あのお兄ちゃんスゲー!」
と近くで遊んでいたチビッ子が
数人か集まってきてくれた
鉄棒するヒデちゃんは本当にかっこよくて
鉄棒からおりると
チビッ子達と一緒にみんなで拍手をした。
これが東京での一番大切な思い出になった
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(つづく)