フィリピンマタニティーブログ
プチッ
Ｄ子の部屋に到着した
眉毛のないマキちゃん
Ｄ子が陣痛で苦しむ様子を
嬉しそうに見ている
しかし
時計で陣痛の間隔を計ってくれていて
陣痛は15分間隔になっていた
そして
慌ててタクシーで病院に向かう
タクシーの中では
陣痛は10分間隔になっていた
けど
Ｄ子はまだまだ余裕！
マキちゃんに
「麻酔を使わずに自然分娩で生むからね」
と大口をたたいていた
午後5時
病院に到着
すぐに診察を受ける
すると
子宮口は5センチもひらいていた
(ちなみに10センチで赤ちゃんは生まれる)
そのまま分娩室に移動
すぐに麻酔科の医師が部屋にやってきた
Ｄ子は
「ドクター！私はは麻酔は使いません！」
ときっぱり断る
すると医師は
「え？本当に大丈夫？いたいよ～！」
とＤ子の気持ちを確認
「大丈夫♪私はジャパニーズガール(大和撫子)だから」
(日本人女性のほとんどは
自然分娩で産むからと頑張ると言いたかった)
医師を追い返した
ブログでも麻酔を使わないって書いちゃったし
大丈夫きっと耐えれる！
看護婦さんに
「私のシスター(マキちゃん)はどこ？」
「今受け付けで入院の手続きをしてます」
「立ち会ってもらいたいから早く呼んできて」
「捜してきます」
広い病院
看護婦さんは
なかなかマキちゃんを見つけられない
そして
10分後
強烈な下痢と生理痛をミックスした痛みが
Ｄ子の身体にやってきた
(なにこれ？？死にそう
)痛さに耐えるＤ子
そんなとき
看護婦さんが
「貴方のフルネームを教えてください」
「初潮が来たのはいつですか？」
「初めての妊娠ですか？」
「年齢は何歳ですか？」
多分
カルテを作るのに必要なんだろうけど
別々の看護婦さんが
何度も同じ質問をしてくる
(頼むから私の母子手帳をみてよ！！！)
痛みを耐えるだけで精一杯なのに
質問に答える余裕なんてない！
もしかしたら
麻酔科の医師の作戦！？
痛みはピーク
「後どれくらいで産まれますか？」
と聞くと
「30分～1時間くらいです」
って事はまだまだ痛くなるって事だよね？
マキちゃんは
まだ行方不明
痛さで気が狂いそう
看護婦も相変わらず同じ質問をしてきてイライラするし
麻酔科の先生を追い返した事を
めちゃめちゃ後悔していた
本当に
この痛みを消してくれるなら
2万ペソめちゃめちゃ安いやん！！
そして
看護婦さんに
「やっぱり麻酔の注射を打ってください！」
と泣きながらお願いした
看護婦さんは
慌てて麻酔科の医師を呼び戻してくれて
そして
医師は
「ほら！痛いっていったでしょ？」
「ハイ、ごめんなさい。。。」
脊髄に麻酔を打ってくれた
そのとたん
痛みはスッと消えた
すごい！魔法だ～
脊髄麻酔なので
痛みは消えたけど
陣痛の感覚はちゃんと残ってる
その後
すぐにマキちゃんが分娩室に来てくれた
分娩室には
家族しか入れない
私もマキちゃんも
なんの打ち合わせもせずに
お互い「シスターです」と言ってたので
問題なく分娩室に入れた
もしも
どちらかが「友達です」と正直に答えていたら
私は1人で出産しないといけなかった。。。
しかも
ふたりともスッピンで眉毛もないから
顔もそっくり♪
マキちゃんが
分娩室に来てくれて
Ｄ子は一気にリラックス
痛さも消え
マキちゃんの入院手続きの苦労話を
ガハガハ笑いながら聞いていた
無痛分娩にしたら
自然にスルッと赤ちゃんが生まれると思っていた
しかし
そんなに甘いものではなく
やっぱり頑張っていきまないと生まれない
医師に
「『プッシュ』と言ったら息を吸って10秒いきんでね」
と指導をうける
そして
「ハイ！プッシュして！」
Ｄ子は思いっきりいきんだ
マキちゃんが
「あ！頭が見えた。毛がフサフサ生えてるよ！」
と叫んだ
がんばれＤ子！
もう少し。。。
(つづく)
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みたいよな。。。
