前回の記録のつづき。
(6)Triceps Tendon 上腕三頭筋の腱
受ける側はベッドに仰向けに寝て、左手のひらを頭の横の床につく。施術者は受け手の左側に立って、右手で受け手の肘を軽く支えながら、左手でグリップをつくり、受け手の左手の上腕三頭筋の外側に沿って、グリップを回転させながら、肘から腋に向かってゆっくり圧を加えて滑らせ、外側に抜いていく。内側も同様に行う。右腕の場合は、右側に立って、同様に行う。腕の内側のたるみに有効。
(7)Subscaplaris 肩甲下筋
受け手は仰向けに寝て、左腕を斜め上に伸ばす。施術者は受け手の左側に立ち、右手で受け手の腕を持ち、左手で軽くグリップをつくり、受け手の腋の中心を押す。そのとき、受け手の右手を外側から内側にゆっくり動かす。もう一方の手も同様に行う。
私はそうでもなかったが、相手はとても痛がった。
(8)Pectoralis Minor 小胸筋
受け手は左手を肘を曲げた状態で外側に投げ出す。施術者は受け手の左側に立ち、受け手の脇と胸の間の壁に右手の指4本を突っ込み、受け手の肩をゆっくり動かしながら肋骨の方に向かって圧を加える。少しずらして行う。全体のテンションが落ちたら終わる。
反対側も同様に行う。この時も、相手は痛がったが、私はそうでもなかった。
(9)Serratus Anterior 前鋸筋
受け手は仰向けになり、片腕を天井に向けて上げる。施術者は、受け手の腋の下、胸のぷくっとしているところにグリップで圧を加える。この時、受け手は腕をゆっくり左右に動かす。
(10)Deltoid 三角筋
受け手は横向きに寝て、腕は指先がお尻に伸びるイメージで、脇に真っすぐにおく。施術者は受け手の枕元に立ち、両手のグリップで受け手の腕の両側をはさんで、ゆっくり圧をかけながら肩から肘のほうへおろしていく。肘の手前でグリップを外側に外すようにする。次に、腕の真ん中を、片手のグリップで伸ばす。
(11)Teres Major 大円筋 /Teres Minor 小円筋
受け手は横向きになり、腕は肘を伸ばさないで前におろしておく。施術者は受け手の背中側に立ち、一方の手は受け手の腰に置き、もう一方の腕を受け手の上腕にそえる。この時、施術者の肘を受け手の腕の付け根にひっかけるようにして固定し、あまり圧を加えない。受け手は腕を前後にゆっくり動かす。それに合わせて、施術者の添えられた腕が、大円筋、小円筋をリリースする仕組み。
(12)Shoulder & Neck Differentiation 肩と首の区別化
区別化とは、肩と首が固定してしまっているのを解放して、別々日自由に動くようにすること。
受け手は横向きになり、腕は脇に添える。施術者は枕元に立ち、一方の手のひらを受け手の腕におき、一方の手のグリップで圧を加えながら肩の付け根から腕のほうへすべらせる。受け手の腕においた手のひらで腕を伸ばすようにすると、グリップがおりていく。
このあと、前回できなかった肩甲骨のリリースを教えてもらう。
受け手は仰向けに寝て、施術者は枕元に立つ。肩甲骨の下側に手を入れて指を立て、そのまま肩甲骨がゆるむまで待つ。
第1回の学習会より分かりやすかったが、ブログを書くまでに時間が経ってしまったので、記憶はあいまい。少し前に購入した『ボディーワーク入門 ロルフィングに親しむ103のテクニック』という本を参考にしたが、少し違うところもあって、書いている内容に自信がない。とにかく、記録のために書いたのである。