風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

オコギの味

2005年06月25日 | 自然(花 虫 樹etc)
朝、裏庭でオコギの新芽を摘んできました。沸騰したお湯に塩をひとつまみ入れてさっと茹で、冷水でさっと洗ってから軽く絞り、みじん切りに。細かくなったら、おかかを入れて醤油をかけ、混ぜ合わせて出来あがり!それを炊きたての熱々ご飯にのせていただきます。

夫の実家に行った時、義母がよく作ってくれました。少し苦味があるのですが、それがまたいいのです。「オコギの香りだぁ~」と味わいながら食べます。ほかの料理がなくてもこれだけでおかわりするほどの美味しさなのです。「この味、この味だよ…」―娘たちもそう言いながら、大好きなオコギを食べています。
彼女たちにも伝授(料理というほどのものではないけれど…)しようと思っています。

オコギはウコギが本来の名前だそうです。昔は垣根に植えている家が多く、食料不足を補っていたと聞きました。山に自生します。私も山道を車で通っていた時、偶然にもオコギを見かけたことがあります。車から降りて確認し、「ほんとに山にあるんだ!」とへんに納得し、なんだかうれしくなったものです。

義母の家に遊びにいくたび、食卓にのぼりあまりに美味しかったので、株分けしてもらってきたオコギ。今、我が家の裏庭で元気に育っています。オコギを摘みながら、料理上手だった亡き義母を思い出しています…。
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