東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




NPO法人e-Lunch(イー・ランチ)が主催するシンポジウム みんなでつくる「ネット社会」 が焼津市総合福祉会館 3F 多目的ホールで行われました。上の写真は理事長の松田直子さんが開会の挨拶をしているところ。



基調講演は一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構の吉岡先生。ネット犯罪の状況やフィルタリングについて。勉強になりました。



このシンポジウムにいたるまで、静岡大学教育学部の学生たちと地元の中学生たちがネットの活用について話し合う「中学生熟議 in 焼津」という「会」が2回開かれていまして、その成果発表も行われました(写真 上)。中学生たちが3つに班に分かれての発表でしたが、たくさんの気づきがありました。

「恵まれた時代を生きていることを感謝します」とか「子ども信頼してフィルタリングをはずしてほしい」とか「大人はもっとネットを勉強してほしい」とか、びっくりする意見が出てきました。実際、彼らはネット社会の光と影を理解しているし、危ういものには近付かないだろうと思いました。ネットの中で活動するための「流儀」はネットで活動してみないとわからない。実際、活動していない大人はたくさんいるし、そういう大人たちよりもこの中学生たちの方が、ネットを正しく理解していると思います。



最後はパネルディスカッション。ディー・エヌ・エー、ドコモといった企業人、中学校の先生、「熟議」に参加した静大生と保護者によるディスカッションはやはり気づきがたくさんありました。大学生が今の中学生のことを「自分たちが中学生の頃とは機器も知識も全然違う」と驚いていたのが、現代の進化のスピードの速さを物語っていたと思います。


どんなに拒んでみてもネットは進化していくし、普及していく。正しく使えばこれほど活用しがいのあるものもないので、今は、1にも、2にも、正しい情報教育が必要なのだと思いました。子どもたちは理解力はあるし、知恵もある。きちんとした正しい情報教育を与えることは、ネット犯罪を減らせるだけでなく、産業に活力を与えていくことにもなると思います。

このシンポジウムはそのための、とてもいい機会だったと思います。e-Lunchの皆さん、お疲れさまでした。

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