籾摺りの煙りの香り叔父思ふ 以前にもこのような句を詠んだことが あったように思う。その時は「父思ふ」 直されたような記憶が・・でも父は農家に 生まれながら農業をやったことがないし 見たこともない。叔父さんが一生懸命 やっていたのでそれを詠んだのであるが 今回は正直に詠むことにしよう。 籾摺りの煙り漂ふ夕まぐれ..... |
秋 「霧」
霧 朝霧 夕霧 山霧 狭霧(せぎり) 霧雨 濃霧 霧の香
霧の海 霧立人 霧の雫 心の霧 薄霧 霧時雨 野霧
正岡子規の八句
朝霧の中に九段のともし哉
そよそよとすゝき動くや晴るゝ霧
朝霧の富士を尊とく見する哉
朝霧や女と見えてたびの笠
塔一ツ霧より上に晴れにけり
樵夫二人だまつて霧を現はるゝ
暁や霧わけ出る鹿の角
朝霧の杉にかたよるもみち哉