みあぐれば何もなかった秋の空 鶴子
桐一葉散つて新たな静けさよ..............
夕暮の尺八の音や蚯蚓鳴く.................
朝顔やどしらそふぁみれホルンの音
やや寒の裸婦の像には陽の当たり 鶴子
痩せようと思えば太る芋の秋....... 鶴子
草刈り機パチパチパチと草の種.........鶴子
折鶴を窓辺に並べ秋の声 鶴子
いつの日だったか、窓辺に並べて遊んでた夫でした。
おしいつく奏でて森に風うまれ 鶴子
車椅子の友の笑顔や花カンナ.. 鶴子
友達は美容師さん病気と闘ってます。尋ねていった日は
私が美容師さんになってカットをしてあげました。
「鶴ちゃんは美容師になれるね」と笑って喜んでくれました。