夏・夕涼み

夕暮れの菜園を飛び交う夏の蝶 夕涼み浅間に靡く白き雲

枇杷・裸足

☆偽物の鴉にらむや枇杷畑 　作り物の鴉がにらむ枇杷畑　　　　 ☆裸足かな芝生転がる青ボ－ル 　　裸足にて芝生転がす青ボ－ル

蟻

再))　耕され大移動する蟻の列　　　　　○

夕立

☆夕立去り眼を細め見て浅間山 　夕立去りまぶしきいろの浅間山　　　　　 俳句例外・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ☆夫の落とすパンの欠片に蟻の列　（公園を散歩していて）

夏

☆夏花に植え替えられて花ざかり 　走り梅雨花植え替えておりにけり　　　　 ☆夏蝶に遊ばれておる小犬かな　　　　　　○

６月兼題（夕立）

☆夕立や乾いた大地蘇る　　　　　　　　　千代 　夕立や乾いたる地の蘇る　　　　　　　　 ☆遊園地夕立の後水溜まり　　　　　　　　千代 　遊園地夕立（ゆだち）の後の水溜まり　　 ☆青田抜け高速道路突き進む　　　　　　　千代　　○ ☆子等の声空に届いてプ－ル開き　　　　　千代 　子等の声空にも届くプ－ル開き

夏の朝

☆短夜や自給自足の一品料理 　夏の朝自給自足の菜を添えて

枇杷

☆枇杷もぎてまづ一粒の味見かな ☆枇杷もぎてまづ一粒の甘さかな ☆枇杷もぎてまづ一粒を口にせり

夕立

☆夕立の来さうな庭の植木鉢　　　　○ ☆水無月や横笛の音になつかしみ 　水無月や横笛の音のなつかしさ

蜘蛛の糸

☆狭き庭蜘蛛の囲いに雨滴 　朝日中蜘蛛の囲いに雨滴　　　　 ☆梅雨晴れの雅楽演奏よくひびき　　　　○