春さんのニッチな愛聴盤🎼

映画音楽やイージーリスニングの珍盤を中心に、そのレコードやCDをご紹介させていただくブログです🎼
横浜から発信!

さて、映画音楽以外から久方ぶりに🎼(=^ェ^=)🌈

2020-05-06 21:27:59 | 日記
スカイ
『プラネット・モザイク/スカイ1』
SKY/SKY




オーストラリアはメルボルン出身で、イギリスのロック界でも
すでに実績を誇る俊英ギタリスト、ジョン・ウィリアムズ(映画音楽の大家とはもちろん同名異人)を中心とするコンテンポラリー・ロック・グループ、スカイ
クラシック界ですでに名声を持ち、来日公演も果たしているジョンの卓越したギター・プレイもさることながら、ドラマーの
トリスタン・フライが兼任する
バイブやマリンバ、作曲・編曲面でこのグループのユニークな個性を打ち出しているキーボード奏者フランシス・モンクマンのパープシコードのデリケート
な音色をブレンドさせたトータルな美しいサウンドは、常套的なロックのカラーをみごとに破り、1980年年代への明るい希望
を抱かせる。
ジョン・ウィリアムズが8歳年長のジュリアン・ブリームと並び、こんにちのクラシック・ギター界を代表する名手であることは言うまでもない。大長老アンドレス・セゴビアを別格とし
、10弦ギターのナルシソ・イエペスを"張出し"とすれば、上の二人はまさにクラシック・ギターの両横綱的なことといえる。
スカイというとてもシンプルなバンド名、実は以前同名のバンドが存在したらしい。それはアメリカの3人組のハード・ロック・バンド、スカイは日本でも
アルバムが出たという。その昔それなりに有望なバンドして話題になったこともあるという。
しかし、このイギリス産のスカイは、むろんハード・ロック・バンドなどであるはずがない。
サウンドから判断すると全員が
かなりクラシックに傾倒していることがわかる。シンプルでクリアーな美しいサウンドは、クラシックやイージーリスニング・ファンも魅了するに十分だ
。特に随所で聴けるアコースティック・ギターの美しさが光る
さて、このスカイはこのギタリスト、ジョン・ウィリアムズを
リーダーとして形成されたバンドであるが、他の顔ぶれを見ると本当にパーマネントなバンドなのか、と思う。ハービー・フラワーズは、おそらく英国一のセッション・ベーシストだろう
。彼の参加したアルバムというのは、とてもすべてをつかみきることはできないが、女性ヴォーカリストのバックなどにもよく顔を出している。
そして、5人のメンバーの中で
一番知名度があるのは、フランシス・モンクマンではないだろうか。クラシカル・ロック・バンドのカーヴド・エアのメンバーだったが、今はないこのバンドでフランシスはむしろギタリストとして知られていた。だが
、彼はマルチ・プレーヤーだ。
スカイではその才能をいかんなく発揮している。
決して派手ではないし、時の流れにむしろさからっているようなこのアルバムは、単にクラシカルなロック好きのファン、プログレッシブ・ロック・ファンのみだけではなく、音楽に"美しさ"を求めるすべてのファンには
、あらためて聴いてみる価値のあるアルバムだ。聴き終えた後で、ちょうどあの一世を風靡したマイク・オールドフィールド
の『チューブラー・ベルズ』のような爽やかな感動の残るアルバムだから。
『カリヨン』
https://youtu.be/mFsJYu_pEk8
『シムノペディ第一番』
https://youtu.be/XX6Ku-7MhMo
『キャノンボール』
https://youtu.be/ZHNGy6uEZEQ
今日の我が家のネコちゃんたちです🐈️(=^ェ^=)🌈☘️
ルビー
サファイア
みゅうちゃん

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