春さんのニッチな愛聴盤🎼

映画音楽やイージーリスニングの珍盤を中心に、そのレコードやCDをご紹介させていただくブログです🎼
横浜から発信!

今日はバロック音楽を紹介してみます🎵

2020-02-29 04:36:05 | 日記
〈天使のメロディー(バロック音楽とその周辺)シリーズ〉
テレマン/フルート音楽の魅力




[第1面]
フルート・ソナタ へ長調
フルート・ソナタ ロ短調
[第2面]
トリオ・ソナタ 変ロ長調
フルートとチェンバロのための協奏曲 第1番 ニ長調
(フルート)
ジャン=ピエール・ランパル
(チェンバロ)
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ
私自身、楽典的な難しいことが
、大してわかっていない情けない有り様なのですが、もっぱら
リスニング・オンリーで楽しんでおります。
バロック音楽には、幼少の頃から惹かれていましたね。
このアルバムは1969年2月のものと古く、東芝EMIのエンジェル・レーベルの赤盤であります。
ここで、皆川達夫氏が寄せている、一文を紹介いたします
最近わが国ではフルート・ブームと聞く。今まで音楽会場の片隅で他人の演奏を受身で聞くほかなかった音楽愛好家たちが、
〈自分自身で音楽をつくりだす
〉努力をしようとしてきた兆候として、好ましい傾向だと思う。音楽というものはもちろん
〈鑑賞〉も大事だが、それと同時に〈自分自身で音をつくりだす〉よろこびを忘れていては不十分だし、その本質にはふれたことにはならない。
たとえ下手でも、自分で楽器を
とりあげて演奏するよろこびが貴重であり、他のなにものにもかえがたいものである。そして、フルートという木管は、その演奏技術からいっても、レパートリィの無限のひろさからいっても、この要請にこたえるもっとも適切な楽器である。フルート・ブームも当然おこるべきしておこった現象といえよう。
このレコードは、そうしたフルート愛好家に、この楽器のよろこびを端的にしらせてくれる。
実際、バッハ時代の音楽ほどシュピーレン〈演奏〉そして〈遊びの両義をもつよろこびをおしえてくれるものはない。
とくにヴィヴァルディという音楽家は、そのシュピーレンのコツをしりつくしていた。ここで、フルートの音はまるで鳥のように自由に天がける。
音楽のよろこび、醍醐味とは、まさにこのような境地にきわまっているというべきだろう。

ちょっと、このレコードと同じ音源がみつからなかったので、
こちらの動画をUPさせていただきました。
それでは、また明日ね☺️




大変な世の中になってしまいました😣

2020-02-27 19:01:05 | 日記
『海』 THE SEA
朗読=石坂浩二
作詞=ロッド・マッケン
訳詩=岩谷時子
作曲=アニタ・カー
演奏=サン・セバスチャン・ストリングス




新型コロナウィルスCOVID-19が全世界に蔓延しております。
皆さまに於かれましてては、大丈夫でしょうか?
まったく予期せぬ恐ろしいことになり、皆さまのご無事をお祈りしております。
一日空いてしまいましたが、そんな厳しい現実から、ささやかな逃避の一助になればと続けてまいります。
「あなたの恋人石坂浩二が、あなたのために流麗なメロディにのせてすばらしい詩を朗読」
何と若い石坂浩二!
1971年に発売された、ロッド・マッケンの詩を岩谷時子が訳詩し、アニタ・カーが作・編曲し
、彼女の指揮によるサン・セバスチャン・ストリングスが演奏
する、私としては気に入っている一枚です。
ロッド・マッケンによる英詞の朗読のが、いわばオリジナルですが、お茶の水のディスク・ユニオンで100円で購入しました
分類上のジャンルはムード・イージーリスニングになるのでしょうが、朗読が収録されている
ことで、「ジェットストリーム
」では、オン・エアされませんでした。
この日本盤の石坂浩二の姿は、今はお爺さんになってしまいましたが、この写真は若くてキザ
。いつの間にか、恋人になってくれたようです。
ロッド・マッケンは詩人として
知られていますが、作曲家でもあり、映画音楽では『ジョアンナ』『ミス・ブロディの青春』『スヌーピーとチャーリー』などを担当しております。
女性音楽家アニタ・カーは、自身アニタ・カー・シンガーズを
持っていますが、ここではサン・セバスチャン・ストリングスを率いて、美しい演奏を聞かせてくれます。
石坂浩二バージョンがYouTube
で見当たらなかったので、オリジナルのロッド・マッケンの朗読で、ご紹介しましょう。
『海』から「海は友だち」

アニタ・カー・シンガーズのコーラスをどうぞ

ともあれ、一日も早い収束を願うのみです。
移らないように、お気をつけてくださいませ。





波、波、ひたすら波のレコード(CD)です🌊

2020-02-26 02:01:20 | 日記
『サーフ・ブレイク・フロム・ジャマイカ/ザ・サーフ・ブレイク・バンド』
SURF BREAK from JAMAICA/
SURF BREAK BAND



A=サーフ・ブレイク・フロム・ジャマイカ
ザ・サーフ・ブレイク・バンド
B=サーフ・ブレイク・フロム・ジャマイカ
ザ・サーフ・ブレイク・バンド+ワン
ジャマイカの砂浜に寄せては返す波の音を収めただけのレコード(CD)
トラックは2つに分かれているが、レコード盤でいうA面の方は、サーフ・ブレイク・バンドとあるように、波のソロ。B面の方は、サーフ・ブレイク・バンド+ワンとあるように、時々思い出したように弾き始めては突然やめてしまうウクレレの音が加わる。そして、どちらも最後には、かもめの鳴き声が聞こえてくる。
このレコードを制作した写真家の浅井慎平は、キャット・スティーブンスがレコードを作るのだから、写真家の俺にもレコードを作って人々にメッセージを送ろう、ということで作られたのが、このアルバムである。
1976年の5月に、ニューヨークを後に浅井慎平はジャマイカ・エア・ラインに飛び乗り、パジャマと録音機を持ってジャマイカのモンテゴベイへ向かった。
浅井慎平自身が言っているように、ウクレレの入ったB面の方が明らかに劣るが、自然と人間のやさしい関係のひとつを提示したつもりであったのである。
『サーフ・ブレイク・フロム・ジャマイカ』

これまで波を音楽の冒頭に入れたレコードは数多あったが、ここまで波を入れた盤は、この頃で初めてであった。当時としては、画期的なレコードでもあったが、そんな画期的がどうやらとかは、浅井慎平の狙いではなかったのである。
いささか、紹介するには季節外れの時季ではあったが、毎年夏になると、暑さ凌ぎに聴いている愛聴盤の一つであります。



昨日は誕生日のお祝いのメッセージを、どうもありがとうございました!

2020-02-25 05:17:49 | 日記
『天使のヴォカリーズ』
ダニエル・リカーリ



CONCERTINO POUR DUEX V
OIX
天使のヴォカリーズ(ジャクリーヌ・カスタン)
海辺のピアノ(ピエール・ポルト)共演:ピエール・ポルト・オーケストラ
ローレライの伝説(フランシス・レイ)
恋人たちのバラード(ポール・モーリア)共演:ポール・モーリア・グランド・オーケストラ
ノスタルジー(ポール・ド・センヌヴィル)共演:リチャード・クレイダーマン(ピアノ)
ふたりの天使(サン・プルー)
渚のアデリーヌ(ポール・ド・センヌヴィル)
ヴォカリーズのためのアリア(ミシェル・ルグラン)
愛のメロディー(ピエール・ポルト)共演:ピエール・ポルト・オーケストラ
異国の夢(ジャクリーヌ・カスタン)
シバの女王(ミシェル・ローラン)
おもいでの夏(ミシェル・ルグラン)
なかなか、いいアルバムですね
ここで面白かったのが、『恋人たちのバラード』(ポール・モーリア)が、現在の「皇室アルバム」のような番組のテーマ曲に
使われていることですな。
このアルバムに、作曲や編曲、そして共演に参加している音楽家がすごい!
ざっと羅列すると、ジャクリーヌ・カスタン、ピエール・ポルト、フランシス・レイ、ポール・モーリア、リチャード・クレイダーマン、
サン・プルー、
ポール・ド・センヌヴィル、ミシェル・ルグラン、クリスチャン・シャヴァリエ、ミシェル・ローランといった、フランスのイージーリスニング、映画音楽
の大御所たちが、何らかの型で
関わっている、贅沢なアルバムといえますね。
ダニエル・リカーリは1943年1
1月30日、フランスのブローニュ・シェール・メール生まれ。
ですから、現在は75歳ぐらいでしょうから、予想している以上に若いといえるでしょう。
オーケストラ団員である父親に
手ほどきを受け、5歳のころからピアノと声楽を学び、12歳で
フランス国立放送局の合唱団に
参加。1961年に女性ヴォーカル
・トリオ"レ・ヴァランティーヌ
"を結成。1964年にジャック・ドミー監督がミシェル・ルグランと組んで異色ミュージカル映画『シェルブールの雨傘』をつくったとき、主演者カトリーヌ・ドヌーヴの声の吹き替えに起用されて成功。その後1970年にサン・プルーのレコード『ふたりの天使』で彼女のスキャットふうヴォカリーズがフィーチャーされ、その大ヒットで、彼女は日本にも多くのファンをつくった。
ポール・モーリア・グランド・オーケストラの『エーゲ海の真珠』(アウゲスト・アルゲロ作曲
)の間奏で、スキャットを歌っていることでも、有名でである。
『天使のヴォカリーズ』

『恋人たちのバラード』

その他の楽曲

久々にダニエル・リカーリを堪能しました!
では、SEE YOU AGAIN✌️

本日第二弾は、久し振りにクラシックです🎼

2020-02-24 03:46:52 | 日記
左手のためのピアノ協奏曲 二長調(ラヴェル)
ピアノ協奏曲 ト長調(ラヴェル)
3つのピアノ・ソナタ(モーツァルト)
ジャクリーヌ・ブランカール(ピアノ)
エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団




このレコードを購入したのは、それこそエンニオ・モリコーネの初来日の頃に、横浜の中古屋さんで、あまりに耽美的なジャケットに惹かれて購入したのが
最初でした
中でも『左手のためのピアノ協奏曲 二長調』の第二楽章「アダージォ・アッサイ」の美しさには、夢中になりました。
ジャクリーヌ・ブランカールの演奏は、他の演奏家とピアノの
フレーズが大いに異なることがあり、しかも、この楽章の最後のライナーに、「やがて管弦楽が夢のように消え去って行く」と書かれているのが、とても印象的でした。
ある時、どうしても断捨離せざる得なくなり、涙を飲んで売り払ったのですが、今一度聴きたい!
こめへんさんに相談したところ、CDでも復刻されているとのこと。そして、ありがたいことに、このCDはこめへんさんからのプレゼント!
お陰様で、久方振りに夢のように消え去って行くのを、この耳で確かめた
LPとは違い、余録にモーツァルトとはとおもったが再び。
演奏家のジャクリーヌ・ブランカールは、1909年4月6日にパリに生まれているスイスの女流ピアニスト
指揮者のアンセルメは、1883~1969スイス生まれて、スイスに
没した
『左手のためのピアノ協奏曲
二長調』

『ピアノ協奏曲 ト長調』

『ト長調 アダージォ・アッサイ』

『ト長調 第三楽章』

随分と雑な貼り付けになりましたが、まあ、わかりますでしょう(苦笑)
今日は私の59歳の誕生日なので、おめでとうのメッセージと
、できればプレゼントをお願いしますね。
では、またね!