春さんのニッチな愛聴盤🎼

映画音楽やイージーリスニングの珍盤を中心に、そのレコードやCDをご紹介させていただくブログです🎼
横浜から発信!

かなりお久しぶりのブログ更新です🍀

2020-04-21 03:38:37 | 日記
『動物と子供たちの詩』
監督=スタンリー・クレイマー
音楽=バリー・デ・ヴォーゾン
、ペリー・ボトキンJr.
出演=ビル・マミー、ハリー・ロビンズ、マイルズ・チャピンジュッセ・ホワイト、ケン・スオォーフォード、ヴァネッサ・ブラウン

カーペンターズの唯一のサウンドトラック番としても知られる
、『動物と子供たちの詩』挿入歌。このタイトルとは裏腹に、子供たちの残酷さ、いわば学校で昨今云われる"スクールカースト"を描いたようなアメリカン・ニューシネマですね。
音楽はバリー・デ・ヴォーゾンとペリー・ボトキンJr.の2名が
担当し、動物がスローモーションの背景に、このカーペンターズの挿入歌が流れる。
カーペンターズとしては最初で
最後の映画挿入歌。初めてスクリーンで彼らの歌声が流れた作品です。
この音楽担当者2名の名前で思い付くのが、「妖精コマネチのテーマ」かも知れませんが、この曲ももともとは、この映画の
挿入曲のひとつで、「コットン
・ドリーム」という曲ですね。
また、ペリー・ボトキンJr.はギタリストで「殺し屋のテーマ」
の演奏でも知られるペリー・ボトキンの息子でもあります。
では、早速聞いてみましょう。
「動物と子供たちの詩」カーペンターズ
https://youtu.be/VCZXUDLk9uE
「コットン・ドリーム」
https://youtu.be/jSRbk6u0DoM
映画の中ではこんな感じで流れます
https://youtu.be/A8kWfQ6ClDs
映画の中の「コットン・ドリーム」
https://youtu.be/3s1EMO9-1lg
予告篇
https://youtu.be/A79D0Ai6vBY
スタンリー・クレイマーといえば、『いちご白書』の監督でもありますね。
どことなく後味の悪い作品でしたね。
ここのところ、少々検疫生活で
バテ気味で疲れておりましたが
、おそらく殆んど多くの方がしょう。早く収束して欲しいという願いです。
それでは、またよろしくです!


こめへんさんからプレゼントいただいたCD、これもエンニオ・モリコーネがパゾリーニのために全身全霊で書いたスコアでは❓️

2020-04-16 02:54:47 | 日記
『パゾリーニ あるイタリアの犯罪』
監督=マルコ・トゥッリオ・ジョルダーナ
音楽=エンニオ・モリコーネ
出演=カルロ・デ・フィリッピ
、ニコレッタ・ブラフキ、トーニ・ベルロッリ、アンドレア・オッピーティ、ビクター・カヴァッロ、ローザ・ピアネータ、マッシモ・デ・フランコヴィッテ



映画のストーリーは、正直これも話したいのですが、あまりに長くなりそうなので、すみません!音楽に絞ったことばかり書いてしまいますが、エンニオ・モリコーネの音楽は、盟友パゾリーニに捧げる鎮魂曲です。特にVedo Il Mio Corpo Corocifi
sso というタイトルの曲はヴァイオリンのソロが美しく、悲しく、本当に素晴らしいですね。
なお、パゾリーニの遺体発見現場には、現在ピエル・パオロ・パゾリーニ記念碑が建立されています。
では、サントラを聞いてみましょう!
『パゾリーニ あるイタリアの犯罪』
https://youtu.be/TbJhMttOaZY
なかなか暗く悲しい音楽ではありますが、ここにもエンニオ・モリコーネにとって、ピエル・パオロ・パゾリーニという人の
存在の大きさが伺われますね。
陽だまりの我が家のキャッツです。

報道関係は、どうしても目を叛けたくなるような、本当に辛い報道の連続で、TVのニュースを視聴するのも嫌気がさして来た方も多いのではないでしょうか
?。現実をリアルタイムで知ることも大切です。が、時には逃避してもいいのではと思うこの頃でもあります。
それでは、また!






記事を煮詰めて書けるようにするため、基本一日おきの更新にしました✨🎶

2020-04-15 00:32:01 | 日記
『グラスワークス』
フィリップ・グラス



"ミニマル・ミュージック"の牽引者フィリップ・グラスが1982年に発表した最初のアルバムで、当時はLPレコードでして、その日本盤には、実験映画のサウンドトラックとも記述されていました。
収録された曲はすべて楽器編成が異なるが、第1曲「オープニング」と第6曲「クロージング
」(どちらも邦題は「終わりのない風景」)が同じ作品を異なった演奏であるように、各曲厳密に
使用する楽器が決められているわけではありません。
都会的テイストに彩られた人気作ですね。
このフィリップ・グラスという人は、今では一般的にミニマル・ミュージックまたは映画音楽作曲家と認知されているきらいはありますが、グラス本人はそのことをあまり良く思っていないとのことです。
確かに、この作品もいわば映画音楽のひとつですが、もともとはクラシックの作曲家に入るアーティストで、純音楽も多く書いております。
苦労が多かった人で、音楽家として成功したのは既に40歳を過ぎた頃で、それまではメインの食いぶちは、ニューヨークで
タクシー・ドライバーをしながら、音楽活動をしていたとのことです。
さて、このアルバムで参加したアーティストですが、まず、マイケル・リース指揮フィリップ・グラス・アンサンブル、Jack Kripl、ジョン・ギブソン、リチャード・ベック、シャロン・モー、ラリー・ウィスクラーとなっています。ミニマルといえば、他にはマイケル・ナイマンやテリー・ライリー、デヴィッド・ベッドフォードなどの音楽家を思い起こす方も多いのでは。
では、この『グラス・ワークス
』を聴いてみましょう。
https://youtu.be/6Stu7h7Qup8
緊急事態宣言が発令され2週目
、ニュースもそのことで持ち切りですし、報道を知る度に気持ちが憂鬱になっている方も多いかと思います。現に私もそうです。でも、少しでも癒しの材料になればと思い、日々発信するようにしております。日常の当たり前の生活が、有難いものだと痛感させられた今日です。
ともあれ、終わりのない始まりはありません。一日も早い収束
、そして終息を願っております。




家族の絆を描いた素晴らしい映画🎦ジェイムズ・ホーナーの音楽が素晴らしい🎶

2020-04-13 03:09:41 | 日記
『晩秋』Dad(1989年 アメリカ
)
監督=ゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグ
音楽=ジェイムズ・ホーナー
出演=ジャック・レモン、テッド・ダンソン、オリンピア・デュカキス、キャシー・ベイカー
、イーサン・ホーク


このブログでは映画音楽を多く取り上げながらも、あまりそのストーリーとかには言及してないことが多いのですが、この作品は、家族を描いた作品としては抵抗なく見れて感動した映画でした。と、申しますのも、私自身は所謂機能不全家庭に育ったために、アダルトチルドレン
みたいになってしまい、『マイ
・ウェイ』や『普通の人々』のような家族を描いた映画はどうも苦手といった感じなのですが
、この作品は最後にはジャック
・レモン扮する父親のジェイクが、癌のために家族の理解と絆
に守られて、生涯を閉じるラストは、涙腺が弛むのを感じましたね。
ジェイムズ・ホーナーの音楽は
、とても牧歌的で透き通った美しさのある音楽で、アカデミー賞に輝いた『タイタニック』よりもずっとこちらの方が好きなんですよ。
飛行機事故で若くしてこの世を去ったホーナーですが、彼の作品の中で、一番好きな音楽です
まあ、聴いてみましょうか。
『晩秋』オリジナル・サウンドトラック
https://www.youtube.com/playlist?list=PLH9C08qrQ7S6AIqAD_z26o5HkaBjLHK3i
いやあ、音楽ってとてもいいものですね❗️
緊急事態宣言が発令されて何日だろう?とにかく土踏まずの状態が続いておりますが、正直こんな日が続くと気がおかしくなりそうと思っているのは、私だけではないですね。それに、いつコロナに感染するかヒヤヒヤ
でして、余計に落ち着かない日々ではありますが、少しでも
寛ぎのお役に立てれば幸いかと
、ブログを続けております。
では、また次回ね❗️




テレビドラマ自体の存在は知ってたし、音楽がかなり興味津々だったのだが、今になってやっと😉🎶

2020-04-11 02:37:39 | 日記
『冷たい月』
(1998年1月12日~3月16日)
読売テレビ放送制作日本テレビ系列22:00~22:54
演出=唐木昭宏、田中壽一
音楽=アンドレア・モリコーネ
音楽監督=近藤由紀夫、小西香葉
主題歌=中森明菜『帰省~Ne
ver Forget~ 』
挿入歌=DOUBULE『For Me』
エンディング・テーマ『DA B
UMP『Stay Together』
出演=中森明菜、永作博美、的場浩司、唐渡亮、白鳥靖代、宮崎小夜子、辰巳琢郎、伊原剛志、他

エンニオ・モリコーネの息子のアンドレア・モリコーネの実質デビュー作。アンドレア・モリコーネは、『ニュー・シネマ・パラダイス』の「愛のテーマ」や
、『みんな元気』の一部の曲を手掛け、既にその作風は我々映画音楽ファンの耳に入り、「なかなか父親と瓜二つな作風」との定評を得ていたが、その全体の音楽を手掛けたサウンドトラックが、日本のテレビドラマの
音楽であることも一応既に知っていたが、そのタイトルがなかなか分からないでいた。中森明菜で調べても、なかなか分からなかった。どうしても、YouTub
eでもWikipediaでも上手く調べられなかった。その頃、私は所謂ガラケーしか持っておらず、また今でもそうだが、こうした
インターネット自体にまるで疎かったのだ。時代錯誤も甚だしく、世はPCの時代でもあるにも関わらず、私はかなり遅れを取り、職場の会議の議事録作成等をワープロで行っていたほどの
、アナログ人間で未だに現代人になれていないでいる有様だから(苦笑)。
それに、その当時勤務していた精神科の病院の現場では、まだ
電子カルテ等は導入されておらず、しかも泥臭い現場仕事が中心だったので、本当にこういったことには遅れを取っていた。
では、言い訳はこの位にして、
改めて今回ご紹介のCDの説明を
アンドレア・モリコーネが担当したのは、中森明菜主演の『冷たい月』というドラマで、薄幸な生い立ちを持つ女医が、人気ニュースキャスターである夫の愛情に包まれ、妊娠も7ヶ月目
。幸せな日々を過ごしていた。
しかし、夫は交通事故を起こしてしまい、それを偶然目撃した
若い主婦が通報により追いつめられ、主人公の妻の目の前で飛び降り自殺をしてしまう。
その哀しみの中で流産してしまい、さらには子宮も摘出されてしまった。生きる希望をすっかり無くした主人公は、幸せそうな通報した主婦を目の当たりにし、復習を誓う。
そのストーリーとアンドレア・モリコーネの接点は、主婦の実際の職業がイタリア語の翻訳、そして彼女が学生時代にイタリアに留学していて、そうした背景からイタリアで音楽を創る必要性があり、そこで音楽監督の
近藤由紀夫氏と小西香葉氏は、用意もそこそこにローマへ向かったという経緯がある。
そこで起用されたのが、かのエンニオ・モリコーネの御曹司アンドレア・モリコーネというわけであります。
まず、アンドレア氏の写真です

実にお父さんそっくりですねえ
。容姿はもちろん、音楽までも父親そっくり。
では、アンドレア・モリコーネのプロフィール紹介を。
1964年10月10日、ローマで生まれる。父親のエンニオ・モリコーネから音楽を学び始める。
1944年にサンタチェチリア音楽大学において作曲の学位免状を取得する。翌年、指揮の学位も取得する。
続いてサンタチェチリア・アカデミーで作曲の専修過程を取得。
安定した作曲活動に付け加え、イタリア国内外室内楽合奏団や
オーケストラと組んでコンテンポラリー音楽の指揮活動をしている。
1996年8月よりローマテアトロ・マッシモ・コンサートホールのアーティストディレクターを勤めている。
いずれもライナーノーツからの引用だが、このような経歴で、これからの活躍にさらなる期待が持てる人である。
気になるのは、皆さんお考えのように、イタリアでは新型コロナウィルスの拡大感染の世界一
ひどいこともあり、モリコーネ
・ファミリーの消息である。どうか、高齢の父親をはじめ誰もが感染しないことを、祈るばかりである。
『コロナ・ソローラ』マリア・ゴッティ(アンドレア・モリコーネ作曲)
https://youtu.be/-f4MS9I-4Hg
『キ・マイ』(エンニオ・モリコーネ作曲、指揮はアンドレア・モリコーネ。モスクワでのライヴより)
https://youtu.be/_dV_qOLHQpY
『リバティ・ヘイツ』(アンドレア・モリコーネ作曲)
https://youtu.be/2Xrb-UYaGOM
この通り、アンドレア・モリコーネの作品は、既にたくさんあるのであるが、日本では『ニュー・シネマ・パラダイス』と『みんな元気』、そしてこの『
冷たい月』以外はそれほど知られていない様子というか、単に私が知らなかっただけなのかも知れないが、残念ながら肝心な今回ご紹介した『冷たい月』のサントラがYouTubeには見当たらず、主題歌、挿入歌、エンディング・テーマとドラマの断片的映像は見つかるのだが、こちらは今回は割愛。
それで、父親のエンニオ・モリコーネ作曲の『キ・マイ』をモスクワでのライヴで指揮したものと、それに加えアンドレア・モリコーネ作曲の二曲を代わりにUPしました。
未だにPCもマトモに持たず(持っていた頃もありましたが)、スマホだけでブログを書いていることと、私自身の文章構成力の
足りなさから、毎回読み辛い記事になってしまい、ここでお詫び申し上げます。
それでは、また次回お目にかかりましょう❗️