庭の片隅にコンポストを置き、料理の際の生ごみを入れて、自己流にリサイクルをしている。野菜の外葉や果物の芯、肉、魚の骨や卵の殻、みかんの皮などを微生物の働きを借りて、たい肥にする方法だ。
そんなにガーデニングや野菜作りに熱心な方ではないが、もったいない心で、毎日セッセッと運び、「うちのたい肥になーれ、うちの土になーれ」と、声をかけては蓋を開け閉めしている。
今朝、庭に出ようと戸を開けると、昨夜の風雨で舞った葉っぱが、庭履きに乗っかかっていた。私には「今日はそんなに働かなくていいよ」との天のお告げのように思えた。
そう言えば、最近いろいろな事に頑張り過ぎだった。生活全般、自分の趣味、人の世話など経験が人生の肥やしとばかり精一杯行ってきた。
NHKテレビ「あさイチ」でも “ぼんやり”することに、すごいパワーがあることを伝えていた。お茶のお稽古の空間が好きなのも、このことかもしれない。それで、今日はゆっくりぼんやりと過ごすことにした。
そして昼過ぎ、やっぱり気になり庭に下りると、まさに「一隅を照らす」の言葉のように小雨の中、コンポストあたりに日が差していた。 (-_-)