小さなナチュラルローズガーデン

木々の緑の中に、バラたちと草花をミックスさせた小さなイングリッシュガーデン風の庭。訪れた庭園や史跡巡りの記事もあります!

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の旅・太田大原、岡登景能編

2015年12月09日 | 旅行記

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」も、来週は早くも最終回。この「花燃ゆ」群馬の旅も、そろそろ終りが近づいてきました。
今回は太田編ということで、まずは太田市藪塚本町の大原という所に、楫取素彦氏の撰文による碑があるというので出掛けてみました。

その碑は、代官・岡登景能(おかのぼり かげよし)ゆかりの岡登記念公園内にあります。
岡登景能は1669年(寛文9年)にこの地、笠懸野(かさがけの)に代官として赴任し、渡良瀬川の扇状地であるために不毛の地であった笠懸野に、街道、宿場町の整備、新田開発、用水開削を行っています。
特に渡良瀬川から岩盤を掘削して引水した、全長約20キロにおよぶ「岡登用水」は有名です。
しかし、思わぬトラブルから八丈島に流罪が言い渡され、更には切腹が命じられ1687年(貞享4年)、非業の死を遂げています。
景能公を自刃(じじん)にまで追い詰めたのは、冤罪説、或いは五代将軍・綱吉による代官統制政策により粛清されたと言われてます。


代官亡き後、地域の農民たちが景能公の恩に報いるために建立した「岡登霊社」


岡登記念公園内に建つ景能公の業績を顕彰した「岡登景能紀功之碑」



撰文は楫取素彦氏。書は金井之恭氏の名コンビでした。