小さなナチュラルローズガーデン

木々の緑の中に、バラたちと草花をミックスさせた小さなイングリッシュガーデン風の庭。訪れた庭園や史跡巡りの記事もあります!

バラ探し ~我が家のフレンチローズ

2014年06月04日 | アート・文化

オープンガーデン、そして開花期を終えた我が家のプチローズガーデンは、優雅なバラの花がほとんど姿を消し、緑葉の茂る「葉桜」ならぬ、「葉バラ」の状態になりました。
そうした中、早くも来年のオープンガーデンに向けて庭づくりの構想を練ったり、暇をみてはガーデンセンターに足を運び新しいバラ苗を探したり、コンテナ(鉢)探しをしています。
新しいバラ苗と言っても、狭いスペースの庭なので限られた数株のバラしか増やすことはできません。我が家の庭にどんなバラが合っているのか?あるいは不足しているのか?等、充分に吟味してから購入に踏み切ります。
我が家のプチローズガーデンの中心部は、ピンク&ホワイトのロマンチック系カラーでまとめているのですが、今年はイングリッシュローズの「マサコ」が瀕死の重傷なので、それを補うように色としてはピンク系。花形は、やはりオールドローズを想わせるようなクラシックな花形のものを探しました。他にバラの背の高さや性質、その上、贅沢ですが香りの強いものを候補に上げます。
具体的には、家にある「イングリッシュローズ」の本や「バラ図鑑」を開いて、「アンティークタッチのバラ」等はネットでもよく調べます。但し、調べて目星のバラが見つかっても、実際はそれと巡り合えることは難しいのが現実で、バラの購入もまさに「出会い」です!もちろん、いいバラがあったらネット通販で注文することもできますが、貧弱な苗が送られてきてもそれを受け入れなくてはなりません。
私の場合は、いくつかのバラをリストアップしておいて、開花シーズンに敷島公園バラ園に出る苗の販売店や、行きつけのガーデンセンターに行って出会ったバラを買ってきます。
その方が実際に苗をよく見られ納得できるものを入手できます。
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今回は写真のような青いプラ鉢がトレードマーク、デルバール社の「フレンチローズ」をセレクトしました。ちょっと高かったけど、ここぞとばかりにヘソクリから奮発です!
ちょっと見ずらい写真ですが、いちばん左のものは、憧れのフレンチローズ「ローズ・ポンパドール」の新苗です。新苗なので、半額とまでは行きませんが格安でお得! しかも、枝の太さは意外と太くラッキーです♪
店頭ではもっと小さいプラ鉢に植えられて出てましたが、そのままでは発育しないのでリサイクルのプラ鉢に植え替えました。何とかカミキリムシに食われないように守られ、更なる成長を期待してます☆
「ローズ・ポンパドール」との出会いは衝撃的でした! 先月、一緒にオープンガーデンにご参加された隣のお屋敷、マダム・Hさんのお庭で、ご主人が見つけてきた「ローズ・ポンパドール」の貴婦人のような麗しい花姿を初めて見て一目ぼれしてしまいました!! 「ベルばら」なんかに出てきそうな歴史上の人物、「ポンパドール夫人」を思わせるところも、ニクい演出で魅力的です。
残念ながら、我が家の苗は新苗で、秋まで花を咲かすことができません。ローズ・ポンパドールの開花した写真はこちらからご覧ください。
http://www.hanahana-shop.com/SHOP/89790/97837/list.html

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↑ 次に、並べた写真の真ん中の葉がよく茂ったバラは、「ビェ・ドゥ」 フランス語で「恋文」という意味だそうです。宣伝文句が「優しいシャドーストライプ(淡い絞り)のロマンチックなバラ」とあり、特に、「ロマンチック」という言葉に魅かれて買ってしまいました。
購入時は蕾の状態でした。上の写真は開花しだしたところですが、ピンク地に白の絞りというのはあまり目立たず、大輪と書いてあるわりには花は小さくあっさりしてます。これだったら、こちらも新苗でよかったかとちょっと後悔しました。
でも数日後、下の写真のように房咲きの周りの蕾も次々開花すると花のボリュームもでてきて、夢見る少女のような素敵なバラに変身しました! 
「恋文」という名前と、ピンクのプリティーな花形もよくマッチしているし・・・ このバラのイメージは、高校生の頃に出した?「初恋のラブレター」。勝手に付けたバラ言葉は「淡く儚(はかな)い、初恋の想い出」といった感じのとっても可愛いバラです?

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↑ 最後に紹介するバラは、並んだ写真でいちばん右側の「スール・エマニュエル」です!
ディープカップ咲きで花びらの数が多いエレガントな花姿と言い、ライラックピンクの色と言い、ミルラ香のいい香りと言い、どこをとっても満足度120%の豪華なバラで気に入ってます!!
実は、和名で「シャンテ・ロゼ・ミサト」という立派な名前が付いて出回っているわけですが・・・ 渡辺美里さんもいいのですが、私としてはオリジナル名の「スール・エマニュエル」と呼ぶことにしました!
英語では「シスター・エマニュエル」だそうで、このバラは、ベルギー出身のカトリック教会のシスター(修道女)、シスター・エマニュエルさんの名前が付けられています。
シスター・エマニュエルはスラム街の貧困層の人々の中に身を投じ、貧しい人々の幸せのために情熱を燃やし続けたフランスのマザーテレサとも呼ばれる国民的人気のシスターで、惜しくも2008年に99歳で召天されました。このバラは2004年に誕生し、その功績を称えシスター・エマニュエルに捧げられたバラです。
そういえば、2004年は私たち夫婦が結婚した年でもありました。今年は結婚10周年なので、このバラを、結婚10周年記念のバラにして大事にしようと思います。
最後にシスター・エマニュエルの名言で飾って、今日はおしまいにします。
「あらゆるところ常に、諦めることなく助ける手段を探そう。そして希望をふりまこう。
そうすればそれが活力を与え、あなたの愛が奇跡を起こすだろう。

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↑ いけない!我が家のフレンチローズ、もう一つあるのを忘れてました。4~5年前に入手して花壇に植えられた「サン・テクジュペリ」が、今年も綺麗に咲きました。
遅咲きなので、毎年今頃、オープンガーデンが終わってからひっそり咲きます。このように開ききる前に、花びらが星型になる時があって名前が「星の王子さま」の作者になっているというわけです。