チョッパーのこと。

甲斐犬とテリアのmix チョッパーの日々。

もし自分が病気になった時。

2016-08-10 | 616

ご近所に大きな老犬を放し飼いにしているお宅があります。

ゆうに30kg以上ありそうなちょっとメタボ気味の大きな雑種の女の子
メインで世話をしているおじいさんとおばあさんがいるのですが、
かわいがっていたご夫婦もわんこ自体も年をとって
お互い散歩に行くのが負担になっていて

その子は気が向いたら自分で家の周りを歩いたりしてました

攻撃性もない子で
人見知りの犬見知りで
近付いても来ない
家の周りは大きな道路もない
よぼよぼでよろよろとしか歩けない

(もちろんどんな事情があっても放し飼いはだめですけど)
(田舎はやはりそういうモラル的なものが依然として浸透しない)

アクティブで元気で、
近所のお友だちの足となって
運転バリバリしていたおじいさん

ある時倒れて、
歩くのが不自由になりました。

チョッパーの散歩中、
歩行器を使ってリハビリがてら散歩をする姿によく遭遇してました。

この間会った時に、



うちの子、死んじゃったがん
うちは放しておったじゃん?
どこでも好きなとこ行けって言っても
よぼよぼでどこにも行かんもんで
年をとったなぁ
そろそろ病院連れて行ってやらんとなぁって思っとっただけど

あれだけ大きいとわしらじゃよう持ち上げれんで

ほしたらこないだ夜になっても帰ってこんで
近所探し回ったけど
暗くて見つからんくて

朝になったら隣の畑の人が来て
「うちの畑で死んどったよ」って

こうやって手足を折って
動かんくなっとった

どうしてうちで死なんかっただかなぁ
死に目も見てやれんかった
病院にも連れて行ってやれんじゃった



と話してくれました。

犬と暮らす(動物と暮らす)ことにおいて、
家族の理解と協力は不可欠だな
と改めて思いました。

特にサポートが必要な犬とか
お世話してる人の健康が保てなくなった時とか

自分と同じ熱量で情熱で愛で
お世話を引き継いでくれる人の確保の必要性

まだ畑で死んでしまったあの子は
おじいさんおばあさんより先に逝けて良かったのかもしれない

炎天下で動けずに死んでしまったのではなくて
夕方から出かけて
夜の間に畑で力尽きて良かったのかもしれない

と思いながら


しょんぼりと肩を落とすおじいさんを見て
かわいがっていたんだなぁ
お散歩行けなかったこと、
病院連れて行ってあげられなかったこと、
後悔しているんだろうなぁ
って伝わってきて


泣きそうになりました


かわいがっていた子がいなくなってしまうのは
とてもとても悲しいことだもんね。


おじいさんとおばあさんが呼ぶのを聞いて
その子の名前
エリーちゃんかエリちゃんかメリーちゃんなのか
分からずじまいだったなぁ~
何回聞き直しても聞き取れなかったんだよなぁ~(笑)


お空でいっぱい走っておいでーーーーー





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2 コメント

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やるせない… (そら×しん)
2016-08-13 11:40:21
やるせないです…

いつも考えて泣けてしまうのは
どんな気持ちで最期を迎えたのかなって。
それを考えると泣けてしまいます。

安らかだったか…
苦しくなかったか…
飼い主さんの顔や声が恋しかったんじゃないか…
さびしくなかったか…
最期ということをわかっていたのか…

泣けちゃいますー

おじいさん、おばあさんの
やってげたいけどやってあげられなかった気持ち。

泣けちゃいますー

きっとその子、おじいさんとおばあさんの周りを
走っているかな?
身が軽くなって「ここにいるよ!」って。


いろんなことがありますね。
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そら×しん様。 (616)
2016-08-14 23:01:03
本当にそうです。

痛くなかったかな、
苦しくなかったかな、
つらくなかったかな、
お腹は空いてなかったかな、
喉は乾いてなかったかな、
そう思います。

家から目と鼻の先だったから、
ちゃんと見つかって、
おじいさんとおばあさんに最後は会えて良かったな、と。

肩を落とすおじいさんがとっても小さく見えました。
きっと誰かに話したかったんだ、と思いました。

本当にやるせないです

どの子も家族に愛されて見守られて
最期を迎えて欲しいものです。

自分もしっかりしなければ!
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