このふて腐れよう。
「花見をするなら今日が最後だ」
と社内のおばさま方が騒いでおります。
お天気くずれるんだってね。
でも近所の私的桜の名所は、まだ８分咲きくらい。
けど天気悪くなっちゃうなら今日撮っとくかぁ
と、行ってきました。
桜の下に立って風がザーッと吹き抜けると、
なんで「この世」にいる気がしなくなるんでしょうね。
私的には、桜と緑の草と黄色のタンポポのコントラストがたまらないです。
あと青い空ね。
白い桜。
ピンクの桜。
名前は知らないけど、
美しい、とは思います。
日本人だなぁって思います。
桜の木の下に現れる幽霊は、きっと美しいんだろうなあとかね。
いるかいないか知らないですけど。
でも柳の木の下よりは出そうな気がしますけどね。
全然話変わるんですけども、
先日、長年勤めていた従業員さんが退職しました。
勤続２５年くらいかな。
かなりの古株。
そしてチョッパー中継にも出てくるじーじ。
チョッパーが今、会社で１番好きなのがこのじーじです。
おやつをねだるチョッパーに、
「これはじーじのだからだめだぞー」とか
「ほら、じーじのとこ来い！」とか自分で言っちゃって、
周りからも、もうすっかりチョッパーのじーじだね～って笑われてて。
私がホントに小さい頃から知ってる人なので、
もう親戚のおじさん状態で。
明日から来ないんだなぁと思うと、
自分でもビックリするくらい悲しくて、
送別会泣いちゃうかも
やばいなー
って。
誰かが会社からいなくなってこんなに寂しくなるとは。
で、送別会で、
会費制だったからあんまり人来ないかなぁと思ってたら、
なんと５０人以上集まりました。
お別れの言葉でも、みんな悪口言いまくりながら泣いてる。
いるんですよね、
仕事では何度もケンカして「使えねえ！」って腹が立って、
上司としてはもう全然頼りにならなくてどうしようもなくて、
偉そうなのに失敗ばっかででも全然謝らなくて、
そういうとこ何年経ってもちょっとも直らなくて、
でも憎めない人。
なんでか許せちゃう人。
ってみんなが言ってました。
大病患って手術した時も、みんなが千羽鶴折ってくれたしね。
お花もらって、みんなに感謝の言葉を言おうとしたんだけど、
「こんなに沢山来てくれて、
こんなに来てくれるとは思わなかったから…
ありがたいなぁって
俺は幸せ者だなぁって
思ったら
泣けてきて…」
６０過ぎたおじいちゃんが、
号泣。
みんなもらい泣き。
会社の送別会で人が泣いてるの初めて見た。
いやあ、
いい送別会だったと思うよ。
社員の半分来てるじゃん。
愛されてるよねえ。
「自分の送別会には、果たしてこんなに来てくれるか…」
って言ってる人いたよ。
そうだよね。
やることなすことはちゃめちゃなんだけど、
なんだか憎めない人って、
あれって才能だよね。
天性のものっていうか。
なんかみんなやるじゃん、って思っちゃう日でした。
そしてじーじの家族に見せてあげたかったと思いました。
こんなに愛されてました。
すごいですよお宅のじーじ、って。
さくらの季節、
出会いと別れの季節ですな。
じーじ、チョッパーが待ってるから
また遊びに来てね。
