あっちもいいな、こっちもいいな

乳がんになって初めて気づいたこと

ハードな連休

2007-10-08 22:24:36 | Weblog
10月8日

この連休はハードであった。

昨日は浦和レッズの試合を見に行った。

レッズのサポーターはJリーグで一番まとまっているといわれているが、毎回その感じをうける。

前から感じていたのは、サポーターに年配の方々が目立つことであった。

初めてレッズの応援に行ったとき、スタジアムまでのバスで隣に座った女性が普通のおばさんであった。

しかし、お話をしたら、何とシーズンチケットを買っていると言っていた。

失礼だが、サッカーのサポーターとは。。

何回か行くと、彼らがレッズの赤いシャツを着て大声で応援している姿には慣れたし、サッカーは中年以降
の元気の素かもしれないと思っている。

試合後、浦和から3時間かけて我が家まで歩いて帰った。

冗談で言っていたのだが、腹ごなしを兼ねていきおいで歩いて帰ってしまった。

前日は、ヒールでイタイイタイと悲鳴をあげながらで観音崎の灯台まで歩いた。

浦和からはスニーカーだったせいか、途中で24時間営業のファミレスでトイレ休憩をしながら、とうとう歩けてしまった。

けろっとしてたのには同行した夫も感心していた。

今日は午前中1時間くらいセールをのぞいてから、東京フォーラムの「相田みつを美術館」に行った。

もちろん相田みつをのことは知っているが、美術館に行ったのは初めてだった。

一枚一枚うなずきながら、回った。

館内はそれほど広くないのだが、設置の仕方が中々新しくしゃれていたのにも感心した。

帰りに夕ごはんの惣菜を買いに人形町に向った。

甘酒通りを往復した後、ついでにもう一軒寄ろうと鶯谷に向った。

「こごめ大福」で有名な「竹隆庵岡野」である。

こごめ大福は大きめだけど餡が多いのでしっかり重たい。

また、甘くないせいか一個食べられてしまう。

抹茶と大福で遅めのお茶をして、満足して帰った。

連日、よく歩いたのでお風呂で足をほぐし、寝る前にもヨガをしてどうにか身体がもった。

よく運動したなというのが感想である。

もう、大丈夫。

献体

2007-10-07 01:48:40 | Weblog
10月6日

今日は貴重な経験をした。

夫の母が事故でなくなったので司法解剖をした。

少し前に解剖をしてもらった「神奈川歯科大学」で、供養の会があるという知らせをもらった。

よく理解できなかったが、せっかく供養してくださるというので出席することにした。

どんな服装をしていいのかも分からず、電話で問い合わせたら「略礼服」だと言われた。

地味なスーツでよいかなと考えていたので、慌てて箪笥から礼服を出し、ブラシをかけた。

翌朝早く横須賀に向った。

「神奈川歯科大学」は横須賀にある。

私は初めて横須賀に足を踏み入れた。

大学の門の前から、学生たちが本当に丁寧に案内してくれた。

そして、係りの学生の数の多いことにびっくりした。

講堂に着くまでに何人の学生にお辞儀をされたやら。

入り口で胸にリボンをつけてもらい、「しらぎく」という会報をもらった。

会場は遺族の席、会員の席、理事、来賓の席、学生の席と別れていた。

壇上には花が飾られ「諸霊供養の会」とあった。

会員て何?

式が始まるまで会報を読んで「会員」がわかった。

生前に無条件・無報酬で遺体を提供することを決めている方たちの会「白菊」の会員のことをいっているのだった。

つまり献体することを生前に決めていらっしゃる方たちであった。

そんな会があるなんて信じられなかった。

式次第は開会の辞から始まって前年度の献体者名の発表、名簿奉納、黙祷、教授、学生代表の挨拶に続いて献花があった。

会場には学生を含め300人はいるので、延々と続く。

白菊を係りの方が一人一人丁寧に渡してくれる。

歯科大学なのに学生が2年生の時に解剖を行うことは、初めて知った。

実際に解剖を行った学生たちの感想が「しらぎく」にも載っていた。

献体は海外でもあるが、解剖された後遺骨が遺族のところに戻されるのは日本だけだそうだ。

献体がこれからの医学の発展を支えていくという、教授のお話には納得がいった。

「死」が世の中に役立っている。

足の不自由な会員の方を家族に方が支えながら献花をしている姿を見ると、ご家族の心中はどんなだろうと考えさせられてしまった。

昼ごろ式が終わり、観音崎に向った。

灯台から海を見ながら、やはり今日経験したことが頭から離れなかった。

しかし、「死」を考える厳かなよい経験をした一日であった。

けろっと現役復帰

2007-10-05 00:46:08 | Weblog
10月4日

アグネスチャンが乳ガンの手術をしたと今朝テレビで言っていた。

偶然しこりを見つけたそうだ。

でも、けろっとしていて直に仕事に復活するそうだ。

そうなのだ。

早期発見だと、けろっとして現役復帰できるのだ。

知り合いに、以前同じマンションに住んで、テニスを一緒にしていたご夫婦がいる。

彼らが引越した後も、時々外で会って食事をしたりしている。

3組の夫婦が集まるのである。

年齢層が3層に分かれる夫婦のユニークな集まりである。

我が家は真ん中である。

若手?の彼女Y子さんがおいしい店を見つけてきて、声をかけてくれる。

先日、Y子さんから夫婦で京都に行った写メールをがきた。

京都、いいなあと思いつつお礼のメールをした。

その時、私はチャンスと思い、ガンのことを話し、彼女に是非検査を受けるように説いた。

その後の彼女のメールで感じたことは、早期のガンといってもガンという言葉に過剰反応をしてしまうらしい。

だから、すごく私の体調を心配してくれる。

しかし、彼女を含め、誰も、あくまでも他人ごとで自分はならないと思っているふしが伺える。

定期的に検査さえすれば、万が一、ガンになっても、けろっと現役復帰できるのだ。

最近、検査を勧めるのは、私の小さいながらもライフワーク?のひとつになってしまうかもと思ってきた。

ピンクリボンキャンペーン

2007-10-03 11:59:01 | Weblog
10月3日 

新聞の宣伝に大きくバースディマンモというのがあった。

夫から妻にマンモ検診を勧めるということなのである。

また、保険会社だか銀行にキャラクターの色をピンクの変えたのがあった。

最近企業の宣伝に乳ガンに関係あるのが増えた。

それは10月6日に「ピンクリボンフェスティバル」があるせいかなのか。

10月は乳がん月間で、いくつかの都市でシンポジウムなどが開催される。

以前、ガンになる何年か前のことだったが、夜首都高速道路を通っていた時、東京タワーがピンク色にライトアップ
されていたのを見て、初めて10月が乳がん月間でライトアップもその一環であることを知った。

もちろんその時は、自分がガンのなるなんて夢にも思わなかったのであるが。

ブログの壁紙にピンクリボンを選んだ理由もそれであった。

いろいろな化粧品メーカー、女性物衣類メーカーなど女性が関係している会社が応援しているそうだ。

スマイルウオークというのもあり、ミッドタウンを5キロほど歩くそうだ。

流行りのミッドタウンを歩くので、人気が高いのか、ネットを見るととっくに申し込み締め切りになっていた。

新聞紙上では締め切りとはどこにもないのだが。

興味はあったが、当日はもとから予定が入っていて今年は無理だった。

また、「ピンクリボンデザイン賞」といってポスター、マグカップ、トートバッグのデザインの募集もあった。

これには、惹かれたが、考える間もなく、締め切りになってしまった。

今年は応募一万点だそうだ。

来年もありそうなので、楽しみながら応募してみようかな~なんて思っている。

スマイルウォークやポスターのデザインなど、昔なら考えられなかった切り口のキャンペーンが繰り広げられている。

今後、いろいろな手段で運動が広まるだろう。

その他に大腸がん、直腸がんのキャンペーンもある。

いろいろ、ロゴマークを考えたり、知名人を使っている。

すべてのガンは早期発見が大切ということで明るい。

暗く考えることはないのだ。

これはガン体験者の実感である。

高校球児の頭

2007-10-01 10:44:13 | Weblog
10月1日

天候があまりすっきりしないせいか、静かな晩秋が始まった感じだ。

昨日ガン友だちのOさんと電話でおしゃべりをした。

お互いに体調を確かめつつ、世間話をして最後にがんばりましょうで終わるのがいつもの流れである。

彼女は、外来で順調ですと言われホッとしていると言っていた。

しかし相変わらず手足の痺れがあるのでビタミン剤をもらったそうだ。

でも変わらないのよ。

まあ、ビタミン剤はすぐには効かないですよ。

そうよね、慌てないで待つわ。

そんなやり取りだ。

彼女も髪が伸びてきたが、均等ではなくてっぺんが薄いそうだ。

人によっていろいろなのかなと思っていた。

しかし、前からてっぺんが薄くパーマをかけてふわっとさせてきたそうだ。

それにもっと痩せていて、ショートヘアで。。。だそうだ。

私はウィッグ姿のOさんしかしらないので想像しかできないのだが。

今後、元の彼女に戻れるかどうか楽しみだ。

今のふっくらしたOさんでも魅力的だと思うのだけれど。

髪が新しく生えてきたからといっても、リニューアルはできないようだ。

私はおかげさまでスクスクと生えてきる。

まるで坊主頭の高校球児の髪が、少しずつ伸びてきたみたいな感じだ。

まだまだやわらかいブラシみたいな手触りである。

眉も濃くなってきているので、そろそろ手入れをしなくてはならない。

今までシャンプーもそうだが、超簡単で済んだのに。

以前のように簡単には済まなくなってくるのだろう。

贅沢な悩みだ。

ちょうど昨年の9月30日に人間ドックを受けてから一年。

ずっとドックを受けているが、一年前の人間ドックのことはまだまだ忘れられない。