あっちもいいな、こっちもいいな

乳がんになって初めて気づいたこと

ガン細胞にも顔があった

2007-06-19 14:51:27 | Weblog
6月19日

山田邦子は自分で初期のガンを見つけたそうだ。

お医者様から、よく見つけましたねと感心されたそうだ。

アッパレ!と言える。

乳ガンには種類が数あって、山田邦子の場合は60%以上占める「女性ホルモン」に結びつつきやすいガン細胞のようで、
術後「放射線治療」と「ホルモン治療」を摺ると言っていた。

手術後、ガン細胞の説明と今後の治療についての説明があった。

私のガン細胞は最終的には5ミリくらいの、脇のリンパにも転移していない、本当に初期のガンであった。

よかった!と胸をなでおろした。

無事にガンをとってしまったのだから、手術で温存した場合ワンセットとなっている「放射線治療」だけで済むと思いこんでいた。

しかしこの後、先生の話が続いた。

ただ~、「顔つき」が悪いので、回りのリンパに転移する可能性があるかもしれないということだった。

あるかもしれないという箇所を強調していた。

「顔つき」が悪いと言われた時はショックだった。

そして、私のガンは「女性ホルモン」が影響するガン細胞ではないので、「抗がん剤治療」を提案された。

「抗がん剤」?

勉強不足であった私は、入院している時に見かけた、頭にスカーフを巻いていた患者さんたちが頭に浮かんだ。

その時の話から、「抗がん剤」は手術前にすると思い込んでいたのだ。

以前ならば手術が成功に終われば「終了」だったのが、今や、再発をする可能性を減らすために「抗がん剤」治療があるそうだ。

10年後、もし再発した時、あの時やっていればよかったのにと後悔しないための、あくまでの「補助治療」だそうだ。

4回だけで終わりですと言われた。

4回だけならがんばれるかな~と、心の中では「抗がん剤」治療を受け入れていた。

2週間後に返事をすることになった。

しかし、ガン細胞に「顔つき」があるとは知らなかった!

後で知ってのだが、悪さは確信犯ほどではなく、怪しい風体程度であった。