あっちもいいな、こっちもいいな

乳がんになって初めて気づいたこと

ガンのおかげ

2009-09-09 15:45:26 | Weblog
9月9日

新聞一面割いて、アグネスチャンが主治医の先生と対談している記事が載っていた。

ピンクリボンフェスティバルが近づいてきたからだろう。

記事の内容にはうなずく箇所がたくさんあった。

「手術は大イベントですが治療の中で一番短い。その後の放射線治療で一ヶ月、抗がん剤治療をするなら半年、
さらに抗ホルモン剤の場合は5年、非常に長いスパンで治療を考えます」

本当にそうだ。

手術がクローズアップされがちだが、その後、というより検査からの期間を考えると長い。

奇妙なことにその期間は違う世界にいるような感があった。

全てが終わってから、現実の世界に放りだされてからの方が大変かもしれない。

それまでは大きい意味で先生の保護下にあるような気がした。

これからは自分で考えて生きていかなければならない。

「元の自分の未練があると落ち込む」

私の場合、ガンのおかげで元の自分から脱皮?できたかもしれない。