かあさんのてのひらに わたしのてのひらを
かさねてみるたびに むねがあつくなる
やわらかな しろいて どこにわすれたの?
おまえのてのひらに かさねてあるんだよ・・・(by林 学)
母が手が痛い、手が痛いとこぼしているので、整形外科へつれてゆきました。
リウマチか?と思っていたら、軟骨が磨り減って、要するに老化による症状だったのです。痛いから動かさない、ますます筋力が落ちる。その悪循環。
もともとやせぽっちの母、ますます小さくなってしまって・・。ひとつひとつの疾患が治ったと思うともぐらたたきのように身体のあちこちがいたんでしまうのです・・。
肩、首、ヒジ、腰、骨盤、胃、腸、目・・・・。
「老い」を受け入れてゆく覚悟を、もう、何度かみしめたことか。
ソフトボールで、ニギニギとかやってみようねと語りかけたら「うん」とこどものようにうなずかれて、おりがみ鼻の中がつんとなります。「ごめんね」「おかーさん、生きていてくれるのが先ず大事だよ。」そういうと「そうなのかなあ」と頼りなげな返事。
来月から、介護保険の費用があがります。利用を遠慮するお年より、絶対増えます。自立せよと言うのなら、何で今まで利用していた「命綱」の部分をぶった切ろうとするのか。
疾患のある年寄りに「鍛えろ」というのがどれくらい酷なことなのか、お役人はわかっているのだろうか?
したちゃんの小学校時代、「お年寄りの身体能力を体験しよう」という学習会がありました。手や足に重りをつけ、視界が狭くなり、色の識別が難しくなる眼鏡をかけ、耳栓をつけて、段差や細い道、障害物の置かれた道などを介助されながら歩きます。
お役人は朝から晩までそういう装備を付けて、動いてみるべきです。ひとりで。
一日なんて甘いこと言わせません。一年中やってみろってんです。それでもきたえろというでしょうか・・。
かさねてみるたびに むねがあつくなる
やわらかな しろいて どこにわすれたの?
おまえのてのひらに かさねてあるんだよ・・・(by林 学)
母が手が痛い、手が痛いとこぼしているので、整形外科へつれてゆきました。
リウマチか?と思っていたら、軟骨が磨り減って、要するに老化による症状だったのです。痛いから動かさない、ますます筋力が落ちる。その悪循環。
もともとやせぽっちの母、ますます小さくなってしまって・・。ひとつひとつの疾患が治ったと思うともぐらたたきのように身体のあちこちがいたんでしまうのです・・。
肩、首、ヒジ、腰、骨盤、胃、腸、目・・・・。
「老い」を受け入れてゆく覚悟を、もう、何度かみしめたことか。
ソフトボールで、ニギニギとかやってみようねと語りかけたら「うん」とこどものようにうなずかれて、おりがみ鼻の中がつんとなります。「ごめんね」「おかーさん、生きていてくれるのが先ず大事だよ。」そういうと「そうなのかなあ」と頼りなげな返事。
来月から、介護保険の費用があがります。利用を遠慮するお年より、絶対増えます。自立せよと言うのなら、何で今まで利用していた「命綱」の部分をぶった切ろうとするのか。
疾患のある年寄りに「鍛えろ」というのがどれくらい酷なことなのか、お役人はわかっているのだろうか?
したちゃんの小学校時代、「お年寄りの身体能力を体験しよう」という学習会がありました。手や足に重りをつけ、視界が狭くなり、色の識別が難しくなる眼鏡をかけ、耳栓をつけて、段差や細い道、障害物の置かれた道などを介助されながら歩きます。
お役人は朝から晩までそういう装備を付けて、動いてみるべきです。ひとりで。
一日なんて甘いこと言わせません。一年中やってみろってんです。それでもきたえろというでしょうか・・。
税金の使い道を考えろよ!と切実に思いますが、
日本人の高齢化が進み、支える人口は減少。
一時、70歳以上(でしたっけ?)の医療費が0負担という時代に、病院が社交場と化してしまったときもありましたね。
確かに、お年寄りは大切に・・・とよく聞かされてきましたが、90過ぎた頑固な祖母に対して
「わたしたちの方が先に参ってしまう。早くお迎えがくれば・・・」
と嘆く母やおばの声や、酔うたびに「もう死んでもいい。迷惑かける前に死にたい。」と毎回口にする旦那母のつぶやきを耳にするたびに、
「長生きするっていいことなんだろうか?悪いことなんだろうか?」
と考えては滅入るぴよちゃんであります。
おりがみさんのように、やさしいこころが持てたらなぁ・・・と思うぴよちゃんでありますが・・・
おりがみはけっして優しくないですよー。
自分の老人になった時をイメージするのがこわいですね。