記憶鮮明、文章不明

福祉は権利。平和こそ最大の福祉。保育なめんな、子どもなめんな、保育士なめんなです。

桜色の文学館 土佐日記2009③

2009-05-05 | 土佐日記
さてさて
空港(高知龍馬空港と言うんですが・・)から車で50分ほど走った
長岡郡本山町つー山間の町に
小さな可愛らしい文学館がごじゃいまして・・・

その名も

大原富枝文学館

HPがあるですので、おりがみがガチャガチャ書くのもなんですが・・


いつかは訪ねてみようと思って、それがこの連休に実現。やれうれしや。
ひとくさり。



みどりとせせらぎのほとりに拓かれた集落の、とても日当たりのよさそうな坂の上にその建物はありました。
作りは小さく可愛らしい、白い顔をしているくせに
中に入ってみると
妙に重たくて、青ざめたひんやり感のある「場所」でした。

女性の見かけにだまされてはいけません。
どんなにかわいい顔をしていても心のうちは・・・というところでしょうか。


なんだろうこの感覚?

こちらを訪ねる前に大原女史の代表作「婉という女」を読んだのですが
読み終えた直後に感じたものがここに来てまだ残っていたのだろうか??

だろうかではない。きっとそう!



婉という女

土佐藩において、野中兼山は政の重鎮として権勢を奮い、藩の改革をすすめたがその反動で失脚し失意の中で死亡する。おっそろしいのは父の失脚によって妻子までに咎が及んでしまうこと。
4歳の娘婉も母や兄弟姉妹とともに外界から遮断された幽閉生活を強いられる。
40年を超えるとらわれの生活のなかで、肉親の死や学問との出会いなどを経て幼児だった婉が「成長」してゆく壮絶な一人称の独白である・・。



この作品が書かれた年1960年、おりがみ生まれてます。
しかも作者がこの作品を成したのが47歳の時。
おりがみ、今48歳。

なんだか不思議な「ご縁」を感じますです、いや?婉というべきか?



17歳から10年、闘病生活を余儀なくされた大原富枝さん。
病気への偏見、失恋、上京しての作家修行・・・
そういう体験も「幽閉生活」を強いられた郷土の先人への思い入れに影を落としているのではないかと思われて・・・。


いわしたしまさんが主演で映画化もされております。
みたいような見たくないような・・・。


それにしても
こういう作家さんを記念するおやかたでいつも感じるのは


文章を書いて表現する力の長けている人らしい「生き方」


大原さんも
ワンコとすごしていたり
お茶とかお花に長けてて
もちろん
愛用の品々もオサレで・・

んでもって



お気に入りのお歌のテープがこれと言うのがなんともはや・・・・

わたしゃ「浅い眠り」とか好きですがね・・・。浅井・・・浅井がんばれよ全く。


悪女、化粧、世情なんかもええなぁ・・・






見学を終えて
道路を渡り
地元のレストランでお茶しました。


桜が本山町の花ということで
桜あいすと


桜ケーキ




おいしゅうごじゃいました。




まさか

このケーキが

ケーキ漬けになるはじまりとは露知らず・・・


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2 コメント

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化粧 (シルク)
2009-05-09 22:30:58
というか、【愛していると云ってくれ】というアルバムそのものが好きです
高2の時にクラブ(フォークソング部でした)の先輩が【化粧】と【海鳴り】を歌っているのを聴いて、『ガーン』となりまして、即レコード貸してもらったなー

他のアルバムでは、【根雪】とか【ホームにて】が好きです
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シルクはんへ (おりがみ)
2009-05-09 23:32:47
中島みゆきを聞きながら執筆・・強烈だなぁと思いました。
わたしなら?クーピーズ?
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