二胡歴五年七転八倒

二胡に興味をお持ちの方&ビギナーへの参考になれば
//5年目のいましか書けない事//

弦抑えの圧力による雑音

2015-01-12 12:05:09 | 雑音

二胡始めて1年くらいの頃、遠方の知人に二胡購入の相談を受けたことがあります
そんなに経験を積んでいない頃でしたので、Webで書いてあることなど返事していましたが、
(私自身、通信販売でしか買ったことがなかった)
しばらくして、その彼からメールがありました
「開放弦は音がいいのに、1指2指など弦を指で抑えたときに、音がきれいでない」、と
実は私もビギナーのころは同じことを感じていました
メールをもらった頃は、その種の悩みは消えていましたが、おそらく指の圧が強いからだろう、と返事しました

2人とも同じ経験をしたというのは偶然ではないでしょうね。
たぶん多くの方が同じ経験をしているでしょう
押さえ方が悪い、という考えが出ないほどに不思議だったです(おそらく彼も)
楽器がわるいのではないか、と思っていたはずです

なんとなく覚えているのは、指には千斤の代役をさせなければならないとする心理がありました
弦の張力も、竿に直角の方向も
「千金や駒並みの圧を弦に与えなければならない」「糸巻きの張力をふわふわにさせてはいけない」という意識ですね

加えて
初めのころは弦の振動が、柔らかい皮膚にはきつくて、痛みを抑えるためについ強く抑えてしまいます
二胡ってなんでこんなに弦が細いねん?皮膚の細胞が壊れるやないか! なんて思いました

さらに加えて
ビギナーは指の位置がずれがちなので、ずれると余計振動が大きくなりますから(この部分は後で詳述)、防御のためにきつく抑えたように思います

ギターでは指板があり、フレットがあり、強く抑えていました。というかいくら強く抑えても問題は発生しませんでした

なんやかやで、いま考えたら笑いたくなるほど、きつく抑えていたと思います
でも強かったら、ポルタメント(滑音)の時に指先が痛くなります


考え方としては
「すみません、弦の張力は糸巻きのお邪魔をするつもりはありません」「ちょっと振動数だけ変えるために端のほうを絞らせてください」
という意識ですね


答えとして
圧としては、前にハーモニクスで書いたように、ハーモニクスが出せる圧+数グラム
ポルタメント(滑音)で痛くならない圧
ではないかと思っています



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