前回の「抑制綿(スポンジ)の交換」で訂正
前にスポンジ交換したのは去年9月6日でした。ですから7か月弱であのように劣化していたということです。ですからスポンジチェックは、日常的にしたほうがよさそうだということになります
スポンジがあのような変化をするなら、弦も要チェック
じつは2-3週間前ほどから3指4指あたりの音が、内弦外弦でずれているのに気が付いていました
さとうさんの「おとなの二胡教室」メ . . . 本文を読む
実はまた得意の分力計算をしようと思っていたのですが、よくよく二胡を眺めてみたら、千斤の糸は弦に引っ
張られて上に伸びているようなのです
つまり糸が弦を引っ張ってターンしている位置は、どれもイコールと無意識に思ったですが、
現実はこうではない (「まっすぐ」の下は物さしのつもり)
私の二胡がおかしいのではなく、両端で上に引っ張る力がある以上、当然の帰結なのだと思います U字と言うに . . . 本文を読む
皆さん、最初に二胡を手にしたとき、なんとなく構造上の疑問みたいなものを感じませんでしたでしょうか
普段は抑制綿があって隠れてしまって気にしていないかもしれませんが
写真1
写真見てください。弦の傾きが、千金側のほうがずっと水平に近いですね
私の二胡で計算すると弦と蛇皮のなす角度が、駒をはさんで琴托側と千金側でおおよそ3倍の開きがあります(以後テール角、ネック角ということにします)
図1駒 . . . 本文を読む
方法を写真で解説します
チューニングした二胡の駒を外し、細い金属棒を代わりに入れ、その両端を台に引っかけ、二胡本体にヒモをかけて重りを吊るしました
二胡本体はもう1点、琴軸付近で支えています
蛇皮と弦の間隔は蛇皮の手前端、デンペン近くのところが、通常状態の時の間隔と同じ6.0mmになるよう重りを調整しました
ひもは写真では手前だけに懸けられているように見えますが、向こう側の台と本体の . . . 本文を読む
今回は自分のデータではなく、引用です。研究報告がネットでゲットできました
引用(1)によると二胡の内弦の張力は
弦長 張力
37.5cm 4.87kg
39.0cm 5.31kg
ですって。外弦のデータはありませんでした
内外合わせて10kg強でしょうか?
ただこれだけですとつまらないので、他の楽器のデータも調べました
引用(2)では30銘柄以上のヴァイオリン弦で調べてい . . . 本文を読む
1350gでした
チューニングした二胡の駒を外し、細い金属棒を代わりに入れ、その両端を台に吊るし、二胡本体にヒモをかけて重りを吊るしました
二胡本体はもう1点、琴軸付近で支えています
重りの重量と、二胡側の重量成分の和が1350gとなりました
試験方法をより吟味し、詳細は週末に報告します
PS
数100gレベルでの訂正はあり得ます
個体差はあるかと思います。概算として
目次はこちら
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二胡でいつも心配なのが蛇皮のへこみ。使わないときは太い棒を挟みますし、古くなってどう伸びているのか心配なところ。で、測ってみました。
駒の高さで違ってきます8.5mmのものと9.5mmのもので測りました
直接は測れないので、ホームセンターで精度の高そうな角棒を探してきました。断面が6角、厚さ6.5mmのプロ向けねじ回しの部品のようです
これを皮の上に置いて、上面の皮からの距離を、駒の横と皮のヘリ . . . 本文を読む
いや大仕事でした。結論は弦/棹間隔が20mmのとき1570g、18mmのとき1830gでした
方法
千斤の高さと音程をチューニングした二胡を2つのテーブルの間にまたがって置き、
水を入れたペットボトルを千斤の横に吊るし、重力が滑らかに移行するようにゆっくり下げながらタコ糸の1本を切って全部ほどいてゆく
紐を千斤のあった場所に移動させて、
弦/棹間隔が所定の値になるよう水の量を調節し、ひもを . . . 本文を読む
今回のテストにあたってノギスを買いました。ホームセンターで1250円。
弦棹の間隔が20mmという微妙な数字で測るものですから、プラスチックの1mmきざみの物差しという訳にはいかないです。
こういう持ち物が一般的なのかよくわからないのですが、試しにYAHOOで「二胡 ノギス」と検索したら、思うような文脈だったのは一つありました。中国に留学されている方のブログで、二胡の先生からノギスを買うよ . . . 本文を読む
圧&張力シリーズ、いよいよ深まってまいりました
今日、実験したところでは千斤の張力は1.55kgでした
これはチューニングした二胡を横に置いて千斤を取り除き、代わりに重りを吊るしたヒモをかけて棹/弦の距離と音程が元と同じになる重さを求めたものです
再現性の実験を繰り返したのち、皆さんが検証できるよう、方法/写真などは後日紹介することにます
これまでの弦を押さえる指の圧、弓の圧に比べると段違い . . . 本文を読む
前回の実験のついでですが、やってみました。弦が内弦1本だけですと、ヴァイオリン式に蛇皮に平行に弾くことができます
平行に弾くと、音は全くでないというわけではありませんが、何とか音はでるという程度でした
当然ですね。弓の運動方向と皮の振動方向が90度隔たっているからです
これはどなたでもすぐに実験できます。ただ外弦を緩めて、皮を上向けて置いて、弓で水平に弾くだけ
原始的な擦弦楽器は、弦が . . . 本文を読む
私の試験では「20グラム以上」でした
以下の条件で測定しました
弓の自重:40グラム
弓の全長:81cm
秤:郵便物用の秤 最小目盛2.5グラム、最大秤量250グラム
二胡は外弦をはずし、水平かつ蛇皮面を横に置きました。内弦を弾くためには棹が邪魔になるために蛇皮直下にゴム片を敷いて弓が水平に弾けるようにしました
弓は指で根元から18cmのところで支え、1-2cm前後させながら安定的に音が発する位 . . . 本文を読む
よく弦は軽く押さえましょうとか、脱力しましょうとか言いますが、実際のところその圧は何グラムなんでしょうか?
ちょっとばかり実験してみました。 写真のようにペットボトルを内弦四指のところに吊るして(外弦は外す)きちんとした音が出る重さをはかりました
指の皮の厚みを考えてスポンジを挟みました。この状態で弓を胴に当てながら上下に動かしました。ボトルの重さは郵便物を量る秤で測定しました。(最小目盛 . . . 本文を読む