
まず試験問題についている絵のマイクがおかしいですね。
マイクには指向性がありますから、あらぬ方向を向いていたら、音を拾いません。
さっそく横道に逸れました
この絵では音叉本体だけ書いてあります。(2)で書きましたが、(私の)音叉は本体だけでは、すこし距離をおくだけで音が聞き取りにくいほど小さいのです
で、板に触れさせて音を大きくさせると、本体だけの時と比べて、音の左右への広がり方が違ってくると、私の実験結果から考えられるのです
つまり2つの音の出し方によって、位相が逆になる、あるいは振動が半波長ずれる(ここらへん表現の仕方が難しい)のです

図2-2の絵はただの板ですが、実験に用いたのは浅い箱で、図3-1、図3-2でも同じ結果です。

実験結果と結果と理屈を考え合わせると
当初の正答(d=(n-1/2)λ/2)は図2-2、図3-1、図3-2であり(本当はこれだけでもいいのでしょうが)
その後の追加正答(d=(n-1)λ/2)、d=nλ/2)は図2-1です
追加正答は問いの絵のような実験から導き出されるはずですが、音が小さすぎて現実的ではないということになります
受験生にとっては、あずかり知らない話ではあります
試験問題を書いた人は図3-2のような実験をしたけれども、絵は別の人が描いたので、省略やらなんやらがあったのでしょうね
PS
本当は本格的な共鳴箱(図3-3)つきでやってみたいのですが、少々高価につきますので保留しています
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