京都平和市民連合(平和塾)

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新聞報道より【13日、今中哲二さん(京大助教)らが国会内で現地調査報告会を開く】

2011-04-15 12:10:42 | 福島原発事故情報
北海道新聞(道外)4月14日版  

 ●飯館村「人が住めるレベルではない」京大助教らが現地調査の国会内報告会を開く●

 福島第一原発事故による放射能汚染を独自に調査した京大原子炉実験所の今中哲二助教らによる報告会が13日、国会内で開かれた。今中氏は、同原発から北西に25~45キロに位置する飯館村の一部について「人が住むのに適したレベルではない」と指摘、汚染の深刻な状況を訴えた。

 今中氏は、3月28、29日の両日、飯館村の130地点で空気中や土壌で放射線量を測定。原発から遠い同村北部の空気中の放射能線量は1時間当たり3~4マイクロシーベルトだったのに対し、原発に近い南部に行くと20マイクロシーベルト程度に上がったことを説明した。

 同村曲田地区の土壌からはセシウム137を1平方メートル当たり2200キロベクレル検出し、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故による強制移住基準1480キロベクレルを超えた。

 3ヵ月居続けた積算被ばく量は100ミリシーベルトに達するといい、「原子力安全委員会の防災指針で『避難』とされる50ミリシーベルトを超える」と危険性を述べた。

 また、専門家の多くが「直ちに健康に影響はない」と安全性を強調していることについて「直ちに影響がないのは急性障害で、問題なのは(障害が後年に出る)晩発性のがん、白血病、遺伝的影響だ」と批判した。

 報告会は、国際環境非政府組織(NGO)の「FoE Japan」などが主催した。

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 原子力資料情報室(HPアドレスはブックマークコーナーの名称をクイックして下さい。)のホームページ内に今中さんらの飯館村での「調査報告書」がアップされていますが、新聞が要旨を分りやすく報道していましたので、引用させていただきました。

 4月24日のチェルノブイリ25年京都の集い(会場:京都YWCA)で、今中哲二さん(京大原子炉実験所)から、チェルノブイリや福島原発でのヒバク被害の状況について、分りやすく、そしてより詳しくお話ししていただけることと思います。ぜひご参加ください。(ブログ管理人)

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