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Cinema Collection 2

映画のミーハーな感想が主ですが
多々脱線してます
コメント欄は閉じさせて頂いてます
(2015/6より)

★ブラインドネス(2008)★

2008-11-27 00:00:00 | 旧ブログ記事

BLINDNESS





全世界、失明。





失明するより怖いー私だけが見えていることが






上映時間 121分


製作国 日本/ブラジル/カナダ


公開情報 劇場公開(ギャガ・コミュニケーションズ)


初公開年月 2008/11/22


ジャンル サスペンス/SF/ドラマ


映倫 PG-12





【解説】





「ナイロビの蜂」のフェルナンド・メイレレス監督が、ノーベル賞作家


ジョゼ・サラマーゴの小説『白の闇』を国際色豊かなキャスト陣で


描いたパニック・サスペンス。



ある日突然失明する謎の病気が感染症のように世界中に蔓延して


いく中、隔離施設に閉じ込められた発症者たちが極限状況で


露わにしていく様々な人間の本性を寓話的に描き出す。


主演は「エデンより彼方に」のジュリアン・ムーア。


日本からも「CASSHERN」の伊勢谷友介と「寝ずの番」の


木村佳乃が参加。





【ストーリー】





ある日、車を運転していた日本人の男が突然視力を失い、目の前が


真っ白になる事態に見舞われる。しかし、彼を診た医者によれば、


眼球に異常はなく原因は不明だった。その後、同様の患者が各地で


続出、混乱が広がっていく。感染症の疑いが濃厚となり、政府は


緊急隔離政策を発動し、発症者を片っ端からかつて精神病院だった


隔離病棟へと強制収容していく。





最初の患者を診た医者もやはり失明し、隔離病棟送りとなるが、


その際、医者の妻は自分も失明したフリをして夫に付き添うのだった。


彼女だけは、なぜか失明を免れていたのだ。


こうしてただ一人、目が見えていながら隔離病棟内に入り込んだ


医者の妻は、やがて想像を絶する惨状を目の当たりにするのだが…。





ポスター.jpg





【感想】


???????????????????????





実はこの映画、特にご贔屓の俳優さんが出演しているわけでもなく


予告編でも、そんなに興味も引かれなかったのですが、


他に観たい映画がなかったので(笑)とりあえず観ることにしました。


?トロピックサンダーの次に観たい1408は


主人が観たいとのことで主人のお休みに合わせたので)


強いて言えば、?ナイロビの蜂は好きな映画なので(シティオブゴッドは未見です)


この監督が好きと言えますが、あまり期待はせずに(笑)


観に行きました?


観客が少なくてびっくりしました。200名くらい入るところに


30人くらいはいたかしら??





さて肝心の感想です





イセヤ.jpg


<最初に失明した男役 伊勢谷 友介・・・正直こんなに重要な役どころで


シーンが多いとは思ってもみませんでした(^^ゞ>


<泥棒役 ドン・マッケラー・・・俳優さんですが脚本家でもあって


この作品の脚本も書いています>






いきなりに日本人俳優の伊勢谷さんのシーンから始った冒頭


から『意外と面白そう』と興味は引かれたのですが


途中から、時間の長さを感じてしまい、ちょっと退屈気味(^^ゞ


じゃあ、つまらなったのかと言うとそう言うわけでもなく


「収容所に入れられたこのひとたちはどうなるのか?」


「たったひとりだけ見えている彼女は、この先どうなってゆくのか?」


など予測できない映画の結末が気になって、最後まで


飽きると言うことはありませんでした





以下ネタばれになっています





ジャンルにサスペンスとありますし、予告編からパニックムービーと


思いこんで観てしまうと、肩透かしを食らうことになるかと思います。


内容は、SF的な部分もありますが、全体的には人間ドラマの


ような気がしました。





ガエル.jpg


<バーテンダー/第三病棟の王 


ガエル・ガルシア・ベルナル・・・バベルの時といい


今回といい、私はワルの彼ばかり見ています(^^ゞ>






極限の状態まで追い込まれた人間の心理状態はこうなるのか


追い込まれた人間はこうまでも暴力的になるもなのか


そして、そんな極限状況での、食欲、物欲、性欲までもが


人間ではなく、動物的に、あるいはそれ以下に描かれ、


文明社会が崩れると、人間はこうもか弱く、悪くなるものなのかと


人間の性悪説を見せつけられているようで、


収容所の汚い悲惨なシーンも含めて、観ていて、正直あまり気分の


いいものではありませんでしたa





ジュリアンムーア.jpg


<↑医者の妻役 ジュリアン・ムーア ・・・オレンジの


地毛を金髪に染めて、また髪を切ってこの役に


臨んだそうです↓>



ジュリアンムーア1.jpg





ただ1人失明しないジュリアン・ムーアですが、


自分だけが見えるのだからもっと上手く立ちまわれるのでは?


とも思いましたが、もし、自分が彼女の立場だったらと考えた時、


自分もいつ失明するかわからない恐怖に怯え、、失明したら、


今自分が目の当たりにしているおぞましい世界に入ることに


なるという絶望感を感じながら、ただひとり見えていると言う責任感から、


あのような行動は、私には到底できないと思いました?


そう言う意味では、彼女(の役柄)はものすごく強い女性だと感じました。


そんな風に強く描かれている女性ですが、収容所から外に出て、


スーパーで食料を得ることができ、階段に座って涙した時、


彼女の切なさ(苦悩?)を感じました??





マーク.jpg


<医者役 マーク・ラファロ・・・いい人が似合う彼ですが、


今回もいい人であり、人間の弱さをも見せてくれました>






ハプニングと同じで(理論や知識だけでは説明できないことも


起こると言う内容において)突然発症?した奇病(伝染病?)は


原因も不明であれば、ラスト、失明(症状)が回復するのも唐突で、


オチと言うかきっちりした原因解明はなく、また


なぜ彼女だけ見えている(いた)かと言うことも謎のままです?


観る人によって賛否両論、好き嫌いがわかれる作品では


あるなあと感じました?





私はと言うと・・・


この作品が好きか?と聞かれたら、好きだとは言えない自分が


います?


でも、いい映画だったか?と聞かれたら、そのように思えるとも


言えますaa


相変わらずの曖昧コメントですみません?





二人.jpg


<黒い眼帯の老人役 ダニー・グローヴァー


・・・リーサルウェポンシリーズ他>


<サングラスの娘役 アリス・ブラガ


・・・シティオブゴッドにも出演>


木村.jpg


<最初に失明した男の妻役 木村佳乃>





原作は世界観を限定しない、登場人物を固有名詞で呼ばない、


どこで、いつ起こったか、または、起こりうるのかということを


限定しないという設定のようで、映画もそのようになっていました。





監督曰く、この作品は人間の本質を探ると言うことが大きな


テーマになっている
とのなので、これから鑑賞予定のある方は


そういう心構えで観に行かれるといいかと思います





カップに注がれる?コーヒーのシーンが(映像が)素敵で


希望?が感じられるラストでもありました?








11月22日(土)から公開中





パンフ.jpg


<パンフレット¥900?クリックで公式サイトへ>


<トロピックサンダーよりもお高いパンフレット?a


92ページと見応え読み応えありますa









ノーベル賞文学賞を受賞した原作の『白の闇』


時間ができたら読んでみたいなと思いました。。。





本.jpg


?クリックで楽天ブックスへ>


















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