美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

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絵を描くと良いことがある

2016年07月13日 16時27分19秒 | 日記
デッサン力があるということは、絵の上手い下手の違いではなく情報を収集する力や伝達する能力、
ものごとの構造を見極められることや構想している計画や企画を具体的に展開していく能力。
頭の中のイメージ(ビジョン)を絵に描き出す感覚を磨くことが、日常生活や一般的な仕事で見直されてきている。

絵、いわゆるビジュアル表現は言葉の通じない他国の人や子どもとのコミュニケーションをとる時にも便利。
ビジュアルは注目されるし膨大な言葉の情報を短時間で伝えることができる。上手いとか下手とかは問題ではなく、
伝わるということが大切。もともと絵は美の追求より伝達や記録を目的としていた。

絵を描くことは、どれだけ五感を複合的に使っているかが説得力につながる。
脳を最大限機能させるためにも感覚機能を複合的に連動させることが有効で、
また確かなものを残せる。つまらなくなると脳も感触も引きこもってしまうらしい。
脳も筋肉、モチベーションが高くなると発達していく。

デッサンを描くことで必要な観察眼とは表面的な描写力だけではなく、
対象となるものごとの構造やその周りからの影響を読み解き、理解する力である。
このリサーチ力、思考力、伝達力は絵を描くことにとどまらず、
様々な仕事にも必要とされる。

絵を描くことは、脳を活性化させるための手先の運動と考えた方がいい。 体を動かした方が喋りやすかったり、考えがまとまったりする。 デッサンは本番に失敗しないための練習ではない。 手先を動かした方が、脳が活発に働いて新鮮なアイデアも浮かぶ。 アイデアを絵に描くことで実現にちかづく。

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